前回の記事「準備編」では勉強の計画方法と
計画運用についてのポイントを
紹介しました。
今回の記事「実践編」では
自分が今勉強している建築士試験の勉強に
この計画方法をどのように当てはめて
使っているかを紹介していきます。
まだ前回の記事を読まれていない方は
まず「準備編」を読んでみて下さい。
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2021年度1級建築士試験勉強計画
これが今回の試験用に作った勉強計画表になります。
合格ロケットをメイン教材に使っているので、
勉強の項目内容は合格ロケットの項目内容に
なっています。
縦軸には勉強する項目内容と問題数、
横軸には復習回数と復習間隔(2重線で囲まれている数字)が
入っています。
復習回数はゼロからスタートしています。
ゼロのところに初回学習日を記入します。
予定通り勉強が終わったマスには色をつけています。
見ておわかりの通り、
勉強がなかなか進んでおりません(涙)
勉強する項目内容の設定
無理のない問題数になるまで項目を分割する
表の縦軸には勉強する項目と
その項目に収録されている問題数を入れてあります。
基本的に1日1項目以上勉強するという設定で
計画表は作りました。
1日に最低何問くらいだったらイヤにならずに
解くことができるかを考えて、
問題数の多い項目は分割して計画表に入れました。
僕の場合は、
30~40題程度に設定しています。
実際勉強をスタートさせてみて、
このくらいの問題数でちょうど良い感じでした。
力学など、科目によってはもっと少ない問題数に
なるように分割したものもあります。
項目を分割する方法
この項目の分割についてですが、
合格ロケットでは問題に通し番号がついておらず、
全てコード番号となっているため、
例えば、電気設備の1~50、51~100
といったような分け方ができません。
そのため今回は出題年度で分けることにしました。
この分割には詳細検索を使用します。
まず、分割したい項目を選択して、
詳細検索で出題年度の範囲を指定して検索します。
検索ヒット数が分割したい出題数に近くなるまで検索します。
この方法で分割した項目については
何年度から何年度までの問題かをメモしておきます。
復習の方法とそのタイミング
原則、すでに理解済みの問題は復習しない
復習はうろ覚えな問題や全く理解ができていない問題だけ
やることにして、もうすでに理解した問題は飛ばしています。
合格ロケットには
理解度によって、問題に緑・黄色・赤のラベルを付けられる機能があるので、
問題を解く度にラベル付けを行っています。
緑はもう理解できている問題。
黄色は理解があやふやな問題。
赤は理解不能な問題。
このような基準でラベルを付けています。
復習をする際には、
詳細検索を使って赤色と黄色の問題だけを抽出して
理解できていない問題を優先して勉強するようにします。
緑色の問題を解く時間があるなら、
その時間を赤色や黄色の問題を緑色にする時間に
使うことにしました。
また、復習の回数が増えてくると赤色や黄色の問題が
少なくなってきたり、ゼロになったりするので、
復習に使う時間も少なくなってきます。
そこで空いた時間で、
まだ理解できていない問題がたくさん残っている
項目の勉強したり、
緑色にした問題がちゃんと理解できているかの
再確認をしたりするようにします。
計画表にある復習日を
問題のラベルを付け直す日と考えて、
復習日だけがその項目を勉強する日ではなく、
時間がある時は復習日以外の項目も勉強して、
復習日により多くの問題に緑のラベルを
つけられるようにしようと思っています。
わかっている問題は復習しないとは言ったものの、
試験まで何もしないというのはいささか不安なので
7回目の復習は緑色にした問題も
全て含めた総復習の回にすることにしました。
緑色にした問題もこの時に理解があやふやであれば
黄色の問題に戻します。
復習のタイミングは試験日までの残り時間を考えて決める
復習のタイミングは
横軸の2重線で囲まれている数字で設定しました。
僕の場合は、
+1,+2,+4,+7,+14,+14,+28,+28・・・としています。
復習1回目から3回目くらいまではある程度短い期間のうちに行い、
それ以降は少しずつ復習期間を延ばしていきます。
大学受験の際、この方法で英単語を覚えていた時に
この復習間隔でやっていたので、それをそのまま使っています。
自分が勉強を始めたタイミングだと、
この復習間隔で設定しても全項目を7回復習できる計算に
なります。
復習のタイミングと復習の回数は
試験日までの残り時間にもよるので、
その時の状況もふまえて決めた方が良いです。
計画通りにいかなくなってしまった時
復習の日程は初回の勉強が終わると
自動的に決まってしまうので、
何かの事情で勉強ができない日があったとき、
計画に穴を開けてしまうことがあるかもしれません。
今のところそういう日はありませんが、
もし穴を開けるようなことになってしまったら、
穴は開けたままにして、計画を前に進める
ことにします。
その日勉強ができなくても、
次の日は次の日で
またやるべき復習が待っています。
できなかった復習を次の日に回すことをOKすると
それが繰り返されてしまい、
やらなければいけない復習が
どんどん貯まってしまう可能性があります。
こうなってしまうとただでさえ大きな負担が
もっと大きくなってしまい、
勉強自体イヤになって止まってしまう事態にも
なりかねないので、
できなかった項目はもう諦めて、
次の復習日にやることに決めました。
復習ができた日はマスに色を塗ることにしていますが、
復習ができなかった日にはマスに
バツ印を入れることにしました。
上でも書きましたが、復習回数が多くなってくると
解こうとする問題も少なくなってきて、
時間が空いてくると思います。
もし計画通りにできなかったところをフォローするとしたら
そういう時間を使って勉強して、
次の復習日に多くの問題を緑色にできるように
準備をしていこうと考えています。
まとめ
今回の建築士試験の勉強はこのように進めています。
ひたすら復習を繰り返すようなやり方で、
時間も負荷もかかるので
あまり賢いやり方ではないのかもしれません。
ちなみに、大学受験の時は
ターゲット1900という英単語帳を
この計画方法を使って勉強しました。
半年くらいかかったと思いますが、
1900語ほぼ全ての単語を覚えることができました。
昔の話ですが、
一応この計画方法で実績は出ているので、
賢いやり方ではないかもしれませんが、
勉強しただけの成果は出るのかなと思っています。