1級建築士試験学科試験教材 合格ロケット

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1級建築士試験学科試験合格ロケット

1級建築士学科試験を独学で勉強することを考えた時に、
定番になりつつあるこの教材。
僕も学科試験はこの教材をメインに勉強してきました。
今回はこの「合格ロケット」についてまとめてみます。
ちなみに、僕はこの教材の販売会社の回し者ではないですよ。
教材は自費で購入して、実際に使ってみて、
その印象を記事にまとめています。

あくまで個人的な感想です。
参考までに読んでみてください。

(2023/09/01追記)
この記事は合格ロケットの前身になる「合格物語」という
教材の使用感を書いたものです。
2020年合格物語が今の「合格ロケット」に生まれ変わりました。
今更で申し訳ないですが、
合格ロケットの内容にあわせた形で書き換えを行いました。

目次

合格ロケットとは

20年分の過去問題が選択肢1肢ずつ収められた
データベースWebアプリ。
選択肢1肢ごとに問題が解説されている基本学習モード、
○×形式で選択肢の正誤をチェックすることできる○×問題モード、
正解の選択肢を音声により聞いて学習できる音声データ集で構成されています。

○×問題モードについては学習記録が自動記録され、
自分の進捗具合と全国のユーザーの進捗平均と比べることもできます。

解いた問題は「理解済み」「注意」「保留」の3つに
理解度の区分けができます。

データベースWebアプリとうたっているだけあり、
問題検索機能が非常に優れています。
キーワード検索だけでなく、科目、単元、出題年度、理解度、付箋のあるなし、
解答が○の問題、×の問題、など、検索条件が非常に豊富です。

例えば、「理解済み」の問題は除いて「注意」「保留」の問題だけを抽出して
問題を解くこともできるし、
それらをPDFファイルとして出力することも可能。

この教材はオンラインでのサポートも充実していて、
合格ロケットのユーザー向けにオンラインでのライブ講義も提供されています。
解説を読むだけではなく、講師から講義を受ける形での学習も可能です。

また、この教材には音声教材も用意されています。
問題の正答肢を読み上げられており、
その文章はテキスト化もされています。
読み上げ速度も3段階で設定することができます。

使ってみて良かったところ

検索機能

この教材の検索機能は抜群に優れています。
さすがはデータベースソフトです。
上にも書いたとおりですが、かなり細かい条件設定ができます。
例えば、令和○○年度の問題だけを抽出したり、
キーワード検索ではそのキーワードが含まれる問題を
科目を横断して抽出することができたり、
選択肢が×になる問題だけを抽出できたり、
付けた付箋の色ごとに問題抽出ができたり、
図表問題だけを抽出したり、
検索方法はかなり豊富です。

解答解説が詳しい

選択肢1枝ごとに詳しい解説が付いています。
また、理解が難しい部分にはそれ専用の解説集も付いています。

さらに、オンラインでのライブ講義も用意されているので
講義という形でも解説を聞くことができます。
ひとつ注意点ですが、
このライブ講義はライブで受講する際には無料で受講できますが、
アーカイブで視聴するには動画ライブラリー会員になる必要があります。

動画ライブラリー会員になるには別途費用が必要です。
33,000円(税込 2023年9月1日現在 時期により割引あり)

理解度仕訳・付箋機能

問題1問ごとに理解度による仕訳ができるのですが、
これが便利です。
もうわかっている問題は「理解済み」、
まだよくわかっていない問題を「注意」「保留」と仕訳しておき、
復習の際に「注意」「保留」の問題だけを検索で抽出して
よくわかっていない問題だけに集中して勉強できるのでとても効率が良い。

理解度の仕訳とは別に付箋をつける機能もあります。
付箋は全部で5色。
理解度の仕訳をもっと細かく仕分けたいとか、
いろいろな用途で使用が可能です。
例えば、赤い付箋を貼った問題だけを検索で抽出することもできるので、

音声教材のテキスト

これは音声教材で読まれている文章が
まとめてあるテキストなんですが、
このテキストにはこの問題がいつ出題されたかが記載されています。
つまり、これを見るとどの問題が頻出問題かがわかるんです。

直前期の時間がない時に
最後の総仕上げで頻出問題だけを確認するなど、
優先度をつけて問題を解きたい時に使える教材です。

この教材以外にこの問題がよく出題されているとか言う情報がないので、
この教材を見ながら頻出されている問題に
付箋機能を使って付箋をつけていくと、
最後に検索機能で頻出問題だけを抽出して勉強するってことも可能です。

使ってみて気になったところ

音声教材の音声

聞くだけで勉強ができると思ってしばらく聞きましたが、
頭の中に何も知識が無い状態で聞いても
耳から入って抜けていくだけで何にもならなかったです。

これは完全に復習用で、ある程度知識を頭に入れた上で
聞かないと意味が無いと思いました。

ちなみに、再生スピードが1.3倍、2.0倍、2.8倍と選べるので、
ちゃんと使えるようになれば、
高速で総復習ができるはずです。

問題数が多すぎで圧倒されてしまう

これは教材の良い悪いとは全く関係ないですが、
ひたすら○×問題を解く、ひたすら選択肢・解答を読む、
このような単調作業にだんだん苦しくなってきてしまい
最後までやりきるのは相当しんどいです。

過去20年分の選択肢を集めるとその数は
約7,000~8,000題となります。
とてつもなく膨大な数です。

そこで、個人的な提案ですが、
合格ロケットは20年分の過去問題を
「直近10年分」と「昔の10年分」にモードを分けることができるので
まずは「直近10年分」のモードにして始めてみてください。

直近10年分にすると問題数が半分くらい減るので
いきなり20年分の分量に取りかかるよりは負担が減るはずです。
直近10年分の3周程度してある程度できる問題が増えてきたら、
「昔の10年分」のモードにします。

「直近10年分」で勉強してきた内容とかぶっている部分も
多く出てくるので「昔の10年分」は「直近10年分」と比べたら
比較的容易に1周目終わるんじゃないかと思います。
時間がなければ「直近10年分」をメインにして完璧に仕上げて、
余力があったら「昔の10年分」をやるくらいでも良いかもしれません。

大手の資格学校の問題集は過去10年分の問題で構成されているので、
とりあえず過去10年分の問題がしっかりできるようになっておけば、
ある程度合格に近いところまでいけるのではと個人的には思ってます。

電子ブックになったテキスト

合格物語の時はPDFファイルで配られていたテキスト類が
電子ブックによる閲覧になりました。
個人的には電子ブックではなく、
PDFファイルでの提供の方が使いやすかったので
ちょっと残念でした。

電子ブックになってから
1ページずつしか印刷できなくなりました。
もし問題と解答解説を印刷したい時は
電子ブックから印刷するのではなく
下記の方法で印刷した方が楽です。

1.「学ぶモード」で勉強したい項目を選択
2.問題文一覧が表示され、画面右下にPDFのボタンが現れる。
3.PDFボタンを押すと一覧表にある問題がPDFファイルの形でリスト化される。
4.印刷する。

音声教材のテキストは
電子ブックの中にしかなさそうなので、
印刷して使う場合は、
1枚ずつ印刷するしか手がなさそうです。

印刷が面倒という方は
有料にはなりますが印刷教材を買ってしまったほうが
手っ取り早いと思います。
→2023年9月現在 5科目分で17,600円(税込)

まとめ

以上、合格ロケットについてまとめてきました。

公式サイトによると
令和5年の学科試験で、
合格ロケットに収録されている問題を完璧にマスターしていたら
125点満点中、94点取れたそうです。
ちなみに、合格基準点は88点。

詳細なデータはこちら

過去問を頭に入れれば合格できることは
このようなデータを見ればわかるのですが、
これをどうやって頭に入れるかが最大の問題です。

公式サイトへのリンクを張っておくので、
詳しい内容は公式サイトを確認してみてください。
また、お試し利用もできるので
購入前に一度体験してみることをおすすめします。

合格ロケット | 一級建築士『学科...
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