1級建築士学科試験 2020年6月の学習進捗状況

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1級建築士学科 2020年6月の学習進捗状況

6月が終わりました。
学科試験も7月12日に
予定通り実施が決まりました。
受験票も届いたので、
あとは試験を待つのみです。

去年はハガキだけで届いた受験票でしたが、
今年はハガキとコロナウイルス関係で
受験会場での注意事項が書いてある紙が
封筒に入って送られてきました。

試験会場もソーシャルディスタンスを守るとかで
受験者を密に座らせることもできないだろうし、
今までにない雰囲気で受ける試験になりそうです。

試験まであと2週間ないくらいですが、
ここまで来たので最後まで勉強がんばりたいです。
今日は6月の学習状況についてまとめます。

目次

2020年6月 学習進捗状況

先月まで合格物語を進めてきて、
進んでいる科目は3周目が終わった分野もありますが、
全ての科目で2周目まで終了していました。

今月も引き続き、3周目が終わっていない分野を進めようと
思っていましたが、
先月の終わりごろから、
勉強内容がちゃんと理解できずに、
なんとなく過去問が頭に入っているだけの状態に
なっていることに焦りを感じたため、
今月は用語の定義や、設備等の仕組みを確認して
これは○○だから××になるというように
ちゃんと理由を説明できるような
勉強のやり方に変えて勉強を進めてきました。

合格物語は全体を2周できたので、
ひとまずここでストップして、
ウラ指導さんがやっている
一発逆転模試の問題を使って
内容を理解するための勉強をしていました。

具体的には、
問題をまず解いて、成績を出したあとに、
自信を持って○×が判断できた
選択肢以外のものについて、
用語の定義を確認したり、
○になる理由、×になる理由を
テキストを読んで探したりという作業を
していました。

合格物語を2周したにもかかわらず、
実際に模試をやってみると
やっぱり○×の判断に悩む問題が
かなり多かったんですよね。
なんとなく勉強していた
つけがまわってきた感じでしょうか。

 

勉強6ヶ月目を終えてみて・・・

模試の結果を見て
本来できないといけないのに
できていないところが結構な量あって
先月からの焦りが更に増しました。

しかし、模試をやってみたことで
できてないところがあぶり出せたと考えて、
できなかったところをひとつずつ
潰して行く作業を続けています。

1月から今までかなりの時間を勉強に
使ってきたわけですが、
その時間やっていたことが
実は勉強ではなかったのではと思って、
反省していたりします。

そのきっかけとなったのがこの動画でした。

あわせて読みたい
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大学受験生向けの動画なので、
建築士試験には関係ない部分も多々ありますが、
試験に対しての考え方については、
建築士試験も大学入学試験も
成績上位者が合格する相対評価の試験で、
試験としては同じ性質のものなので、
建築士試験においても当てはまるのではと
思います。

簡単にですが、参考になった部分をまとめます。

問題の構成要素

問題は2つの要素から成り立っています。

「手がかり」と「雑音」です。

手がかりは正解を導く要素で、
明確であることと、
客観的(誰が見ても同じ)であることが
求められます。
明確で客観的でなければ
答えがひとつに定まりません。

手がかりが無ければ正解にたどりつけませんが、
これが簡単に見つかってしまうと
みんなが正解にたどり着いてしまうので、
試験が成立しなくなってしまいます。

そこで、この手がかりを
見つかりにくくするするために
雑音をいれます。

この雑音が問題の難易度を決めます。

問題を解くと言うことは、
雑音を排除して手がかりを見つけ、
答えを導くことです。

答えを出すためには
どれが雑音なのか、
どれが手がかりなのか、
それを見極める目が必要になります。

ルールを知らなければゲームはできない

動画の中では将棋が例として出されていましたが、
そのゲームのルールがわからなければ、
何をどうして良いやらわからないので、
同然プレイすることはできません。

ゲームをするには
まずルールを知らなければなりません。

動画の中でも出てきますが、
受験英語においてルールになるのは
英文法です。

ルールを知ってもゲームには勝てない

将棋の例で言えば、
コマの動かし方やコマの配置など
ルールを知ることにより
プレイすることはできるようになります。

しかし、ルールを知っただけでは
そのゲームには勝てません。

相手の出方を見極める力、
それに対してどのように動くかを判断する力、
これらの力を磨かなければ
ゲームに勝つことはできません。

基礎を身につけるのが一番苦しい

動画では山登りを例に出されていました。
僕は山登りをしたことがないのであんまり
ピンときませんでしたが、
山登りは最初が一番つまらないそうです。
それを我慢して登り続けていくと
少しずつ景色が見渡せるようになって
楽しくなっていくそうです。

基礎はこの山登りの最初の部分になるわけですが、
基礎知識はどうやって使うか
わからないまま知識として
無理矢理にも頭に入れなければならない
部分も多く、一番大変な作業です。

勉強の進め方

勉強の進め方には順番があります。

1.知識を頭に入れる
2.ものを見極める力を付ける
3.判断力を磨く

問題を解くのは
上の3番目の段階になります。

 

建築士試験にあてはめると・・・

建築士試験と言うゲームにおけるルール

1級建築士学科試験というゲームをするために
知っておかなければならないルールは
なんだろうと考えたときに、
「用語の定義」だと思いました。

「コンクリートのヤング係数は,単位体積重量が大きいほど大きい」

この選択肢を見たときに、
ヤング係数とはどういうものなのか
知らなければ正解を導く手がかりを見つけることが
できません。

ヤング係数は材料の硬さを表す指標である。
コンクリートのヤング係数の場合は
Ec=3.35×10^4×(γ/24)^2×(Fc/60)^1/3 (N/mm2)
このような式で表せる。

この定義を知っていれば単位体積重量γが大きくなれば
ヤング係数Ecも大きくなることがわかります。
また、設計基準強度Fcが大きくなっても
ヤング係数Ecが大きくなることがわかります。

法規は雑音が入りやすい

法規以外の科目については
あまり雑音が無く、
ストレートに問われる問題が多いですが、
法規の問題は、
法令の関連事項をいくつもたどらなければ
答えが出てこなかったりするので
カモフラージュをかけやすい科目だと思います。

複雑な問題にあたったときに
間違った方向に誘導されないように
過去問題を使って
回答までの道筋を見抜く
判断力を養わなければならないと思いました。

まとめ

そんなわけで、
僕は建築士試験のルールをよく知らずに
建築士試験と戦おうとしていたことを思い知らされ、
今月はそのルールを頭に入れる作業をしていました。

法規は問題を見たときに法令集のここを見ると
いったようなパターンを
頭に入れながら作業していたので、
法規はそんなに間違った勉強をしていた
気はしませんが、
他の科目の勉強は、間違ってましたね。

もうここまで来てしまって、
今さらどうにもならないので、
残された時間の中でできることをやってみます。

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