一生懸命勉強しているのにちっとも頭に入ってこないよ~(涙)
40代になるとこんなことを感じる人が増えてくるのではないでしょうか。
もうそういう年になったのかな・・・。
こんな感じで記憶力の低下を年齢のせいにしがちですが、今回いろいろ調べてみたところ、必ずしも年齢だけが原因ではないことがわかりました。
ここではあえて、「大人の勉強法」と言わせてもらいますが、適切な方法で勉強することによって、勉強の効率を大きく改善することができるんです。
40代でも遅くない、効果的な勉強法や記憶力を維持、向上させるための具体的な方法を、この記事では詳しくご紹介します。勉強への取り組み方を変えて、学習をより充実したものにしていきましょう!
- 勉強しても頭に入らないと感じる40代が多い理由
- 勉強しても頭に入らないと感じる40代から脱却する方法
勉強しても頭に入らないと感じる40代が多いのはなぜか
- 「集中力が続かない」40代のリアル
- 記憶力の衰えは年齢が原因か?
- 40代に特有の勉強上のストレスとその影響
「集中力が続かない」40代のリアル
集中力が続かないことに悩む40代の方も多いと思います。
仕事や家庭などの日常生活の中で抱える責任やストレスが増えてくるのが40代。
長時間のデスクワークは子育てなどにより、自分が思っている以上に精神的な疲れが溜まっているんです。
このような状況では、当然集中力を維持するのも難しいし、勉強の効率も自然と低下してしまうもの無理はありません。
40代は何かと多忙な年代です。
また、自身のスキルアップを考える人が多い年代でもあります。
スキルアップのために様々なことに挑戦するわけですが、何かと多忙な日常生活を送ることに必死で、新しい挑戦がうまくいかなかったり、成果が出なかったりした経験を持つ方も多いかと思います。
日常生活も充実させて、なおかつ、スキルアップのための勉強でも成果を出したいが、どうしたらいいんだろうとモヤモヤした気持ちを抱えながら日々生活しているのが40代のリアルな現状ではないでしょうか。
記憶力の衰えは年齢が原因か?
40代になって記憶力の衰えたと感じる人が多いかもしれません。
これはよく年齢のせいにされることが多いですが、実はそこには様々な原因が存在します。
ストレスや睡眠不足、栄養が偏った食生活、運動不足などがそれです。
慢性的なストレスを受け続けると、脳の海馬領域にダメージを受け、記憶力と学習能力が低下してしまうことがあるそうです。
また、睡眠の質と量が不足することによって、脳が情報を整理・記憶する過程が妨げられることにより、記憶力が低下していしまいます。
食事についても、不摂生が続いてしまうと脳機能のサポートする栄養素がしっかり取ることができず、学習能力か記憶力に影響が出てしまいます。
さらに、運動習慣があるかないかも記憶力に大きく影響します。
定期的な運動をすることで、脳の神経細胞は成長していき、それが記憶力アップにつながります。
このように、40代の記憶力は年齢によるものより、生活習慣により影響を受けることが多いのです。
したがって、健康的な生活習慣を維持することが重要になります。
勉強する上のストレスとその影響
前述したとおり、40代は多くの人にとってキャリアと家庭の両方で重要な役割を担う時期です。
仕事でのストレスも増え、家庭では子育てや家族の世話などの責任も増えていきます。
このような状況が勉強への効果に悪影響を与えやすいのです。
特に、ストレスは睡眠の質を悪くします。
十分な睡眠を取れないことで学習効率が下がってしまうことがあります。
睡眠は記憶の整理と定着に不可欠なものなので、睡眠が不足するということは学習効率にも悪い影響を及ぼすことになるのです。
さらに、時間的な制約や疲労感によりモチベーションの維持に苦労することも多いと思います。
このような状況を克服するために、適切な休憩を取ることや健康的な食生活を心がけること、適度な運動をすることなど、ストレスを溜めないような管理を行うことが重要になってきます。
ストレスを管理することが学習効果を高める要因の一つになるのです。
勉強しても頭に入らない40代から脱却するための効果的な対策
- 勉強したい40代におすすめの勉強法
- 勉強したい40代におすすめの勉強効率の高い学習スケジュール
- 勉強したい40代におすすめの年齢に負けない脳の鍛え方
- 勉強したい40代におすすめの生活スタイル
勉強したい40代におすすめの勉強法
日常の忙しさに対応しながら効果的に勉強するためには、その環境に合わせた勉強法を使って勉強しなければなりません。
この環境下で特に有効なのは、生活リズムに合わせた柔軟なスケジュール設定と短時間集中型の学習方法です。
まず、日常生活と学習の両立を目指す場合、短い時間を利用して集中的に学習する「ポモドーロ・テクニック」のような時間管理方法がおすすめです。
ポモドーロ・テクニックについては後述しますが、25分間の集中学習の後に5分間の休憩を取るという勉強法になります。
勉強に使う時間がたくさん取れませんので、短い時間の中で最大限の集中力を発揮することができるこの方法がベストな選択です。
また、40代には自分自身の学習スタイルを理解し、それに合わせた勉強法を採用することも効果的です。
例えば、本を読むのが苦手なので映像で学習したいと思えばYouTubeを、作業をしながら音声を聞いて学びたい方にはオーディオブックやポッドキャストを活用するのがおすすめです。
さらに、知識を定着させるためには、学んだ内容を思い出そうとしたり、誰かに教えたりすることも効果的です。
特に、人に教えることは科学的にも学習効果が上がる方法として立証されています。
同じ勉強をしている仲間と教えあったり、ブログやSNS等で自分が勉強したことを発信してみるのも効果的です。
ポモドーロ・テクニック
短時間集中法は、限られた時間の中で高い集中力を発揮し、効果的に学習する方法ですが、この勉強方法の代表的なものが、ポモドーロ・テクニックです。
25分間集中して学習し、5分間休憩するという方法があります。
この勉強法は、40代の忙しい生活スタイルに合わせやすく、短い時間で集中的に学習できるので、学習効率を高めるのに役立ちます。
このポモドーロテクニックをはじめとする短時間に集中して勉強を行う勉強法については別の記事のでも紹介していますので、こちらも読んでみてください。
青ペン書きなぐり勉強法
青ペン書きなぐり勉強法は、青色のペンを使ってノートにひたすら書きなぐるという勉強法です。
青ペンを使う理由ですが、青色にはストレスを低減して集中力を高める作用があるからだそうです。
青ペンを使って何でもかんでも書きなぐってみてください。
勉強しながらこれは大事なことだからノートに書く、これはあまり重要じゃないから書かないといった判断を正しく行うのは難しいことで、あまり重要じゃないと判断したことが実は重要だったりすることはよくある話です。
そんな難しい判断はせず、全てを書くのがこの勉強法です。
個人的には書くことで勉強中に眠くなりにくくなったと感じています。
なので、眠いと感じるときほど、ものを書くようにしています。
また、青ペン書きなぐり勉強法の詳細については下記サイトを参照してください。
勉強したい40代におすすめの勉強効率の高い学習スケジュール
学習スケジュールをしっかり立てるのも勉強効率を上げる要因になります。
忙しい日常の中でも最大限の学習効果が得やすい時間を勉強時間に充てることが重要です。
人によって朝型であったり夜型であったり、集中しやすい時間が違うとは思いますが、一般的には朝勉強を行うことが効率的だとされています。
1日のうちで脳のパフォーマンスが高いのは睡眠から覚めた直後なのがその理由です。
脳は常にいろいろな判断をしているわけですが、判断することが続くとやっぱり疲れてしまいます。
1日の終わりになると、いろいろな判断をした脳はもうヘトヘト。
この状態で勉強しても勉強効率が下がってしまいます。
なるべく脳が元気な朝の時間を勉強使うことをおすすめします。
また、前述したとおり、短期間に集中して学習するスケジュールとすることが効果的です。
さらに、学習計画を立てる際には、復習をメインとした計画とすることをおすすめします。
一度勉強しただけでそれを覚えるのは至難の業です。
何度も繰り返し学習してその項目を読んだり見たり書いたりする回数を増やすことで自然と頭の中に知識がインプットされていくのです。
なるべく時間をかけずに広範囲を勉強してそれを何度も繰り返すというスケジュールを立てることで、高い学習効果を得ることができるはずです。
勉強したい40代におすすめの年齢に負けない脳の鍛え方
40代の勉強効率を高めるためには、脳の健康維持が欠かせません。
特に、中年期に入ると脳の機能が変化するため、適切な脳のケアが必要です。
脳の健康を支える基本的な要素には、適度な運動、バランスの良い食事、十分な睡眠があります。
これらは脳への血流を改善し、必要な栄養素の供給を促し、脳細胞の修復を助けます。
適度な運動としては、ウォーキングやジョギングなどが適しています。
これらは脳への酸素供給を高め、神経細胞の成長を促進します。
また、オメガ3脂肪酸やビタミンEなど、脳の健康をサポートする栄養素を含む食品を摂取することも重要です。
さらに、新しいことに挑戦することで脳を刺激し、脳の可塑性を高めることができます。
新しい言語を学ぶ、楽器を演奏する、行ったことがない場所に旅行に行くなど、脳に新たな刺激を与える活動は、脳の神経回路を活性化させ、記憶力や集中力を向上させます。
これらの活動を継続することで、40代でも脳の機能を最適に保ち、効果的な学習を実現できます。
日々の生活にこれらの要素を取り入れることで、年齢に負けない脳の鍛え方が可能になります。
勉強したい40代におすすめの生活スタイル
40代の方が勉強に取り組む際、日常生活のスタイルを見直すことは非常に重要です。
記憶力を維持し、学習効率を高めるためには、特に睡眠、栄養、運動の三つの要素が重要です。
まず睡眠については、質の高い睡眠を確保することが肝心です。
睡眠中には記憶の整理と固定が行われるため、不足すると記憶力に悪影響を与えます。
7〜8時間の睡眠を目指し、寝室環境を改善することが望ましいです。
次に栄養面では、脳の機能を支える食事が重要です。
特にオメガ3脂肪酸を豊富に含む食品(例:サーモン、くるみ)や、抗酸化物質を含むフルーツや野菜の摂取が推奨されます。
これらは脳の健康を保ち、認知機能をサポートします。
運動に関しては、定期的な軽い運動が記憶力の維持に役立ちます。
ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は、脳への酸素供給を高め、神経細胞の生成を促進します。
加えて、記憶術や暗記法などの学習技術を身につけることも有効です。
例えば、情報を関連づけて覚える「ストーリーメソッド」や、重要な情報を図式化する「マインドマップ」などは、記憶の効率化に役立ちます。
以上のような日常生活の改善と学習技術の活用は、40代の方にとって、勉強をより効果的に進めるための重要なステップです。
最後に:勉強方法や生活習慣を見直して勉強しても頭に入らない40代から脱却しよう
ここまでの話を箇条書きでまとめます。
- 記憶力の低下は年齢だけでなく生活習慣や健康状態も関係する
- 40代特有のストレスが学習効率に影響を及ぼす
- 集中力維持のためには短時間集中型の学習(ポモドーロテクニック)が有効
- 眠いときこそ青ペンでノートにひたすら書きなぐる
- 学習スケジュールは自分の生活リズムに合わせる
- 一日の中で集中力が高い時間帯(特に早朝)を学習時間にする
- 運動、栄養、睡眠のバランスが記憶力向上に重要
- 脳に新たな刺激を与えることは脳のパフォーマンスを高める
勉強したことが頭に入らないことを年齢のせいだと思ってしまうことは大変もったいないことです。
頭に入らないのは年齢のせいではなく日頃の生活習慣から影響を受けるストレスのせいだからです。
このストレスのコントロールさえしっかり行えば、何歳であろうが勉強したことは確実に頭に入ります。
何歳になっても可能性は無限大。お互いにがんばりましょう!