勉強してると眠くなる社会人へ 眠気に負けずに勉強する方法

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勉強してると眠くなる社会人へ 眠気に負けずに勉強する方法

社会人の毎日は仕事に追われて忙しいので、勉強する時間を見つけるのは大変ですよね。

仕事が終わってから勉強しようと思っていても、疲れてしまっていてやる気が起きないこともよくあります。

勉強しているときに眠くなってしまうという経験があると思いますが、これはただ疲れているだけじゃなく、ストレスや勉強が嫌になる気持ちも関係しているんです。

この記事では、勉強したいけど眠くなってしまうとお困りの社会人のために、それをどう解決したらいいか、自分の経験も踏まえてまとめています。

仕事の後に勉強するのが辛いと感じる人や、勉強中に眠くなることに悩んでいる人たちに、少しでもお役に立てれば幸いです。

勉強してると眠くなる社会人へ 眠気に負けずに勉強する方法 イントロ
この記事でわかること
  • 仕事終わりの社会人が勉強する気になれない理由
  • 眠気に負けずに勉強するための方法
目次

勉強してると眠くなる社会人の現実

勉強してると眠くなる社会人の現実
  • 仕事終わりの勉強、なぜこんなにきつい?
  • 勉強時の眠気を招く拒否反応とストレス
  • 勉強中に眠くなったら、休むべきか続けるべきか

仕事終わりの勉強、なぜこんなにきつい?

社会人が仕事が終わった後に勉強を始めることは、かなりしんどいですよね。

仕事や家事による精神的および体力的なストレスは、脳と体の両方を疲れさせてしまいます。

神経科学の観点からすると、このような疲労が脳の前頭前野の働きを弱めてしまい、計画を立てたり、意思決定をしたり、集中する能力が低下していくそうです。

つまり、勉強を始める頃には、脳が既に疲れているということ。

また、仕事によるストレスや人間関係での緊張などの心理的な要素も、勉強への影響を与えます。

これを心理学では「意志力の枯渇」と呼びます。

この状態では新しい活動に取り組む力や自己コントロールが低下し、勉強したいという気持ちはあっても、実際に勉強するという行動に移ることが難しくなるのです。

この事情を理解することで、なぜ社会人が仕事の後に勉強するのが難しいのかがわかるかと思います。

この現状を理解した上で、それをどう解決・克服したらよいかをブログの後半でお伝えしていきます。

勉強時に眠くなるのはストレスによる拒否反応

勉強しているときに眠くなったり、集中できなくなったりするのは、ただ疲れているだけではなく、他の理由もあるんです。

例えば、ストレスを感じたり、とても疲れていたりすると、勉強に集中しにくくなることがあります。

心理学では、ストレスが体にある「アドレナリン」や「コルチゾール」という物質を増やすことがわかっていて、これが脳の考える力に影響することが分かっています。

ストレスがずっと続くと、勉強や覚えることに大切な脳の部分がうまく働かなくなって、集中したり覚えたりするのが難しくなってしまいます。

ストレスがすごく高くなると、脳は「戦うか逃げるか」という状態になってしまう。

そうなると、今すぐ解決しないといけない問題にばかり力が使われてしまって、勉強に集中できなくなります。

これは、ストレスから逃げたいという自分の身体を守るための自然な反応なのです。

以上のことから、ストレスをうまく管理することができれば、勉強するときの集中力を上げることができることがわかると思います。

一般的には深呼吸したり、瞑想をしたり、体をリラックスさせる運動をすると、ストレスの物質を減らすことで、脳をうまく働かせることができるとされています。

このようにストレスをうまくコントロールすることで、勉強するときに感じる難しさを減らして、集中して学ぶことができるようになるのです。

勉強中に眠くなったら、寝たほうがいい?続けたほうが良い?

脳科学では、長く集中することや新しいことを学ぶことは、脳に負担をかけるとされています。

脳が疲れると、集中する力や物事を決める力が弱くなり、勉強するのがうまくいかなくなります。

だから、眠いときは無理せずに、ちょっと休憩するのがいいんです。

短い休憩には、ストレッチや散歩のような軽めの運動がおすすめです。

軽く身体を動かすことは脳を休ませて、疲れを減らします。

休憩を取ることで、脳が新しいことを整理して、休憩後の勉強での頭の働きが良くなる効果も期待できます。

でも、休憩の仕方には注意が必要です。

休憩が長すぎると勉強に戻るのが難しくなってしまうからです。

休憩時間は短くて、はっきりとした目的を持って休むことが大事です。

さらに、休憩中はスマートフォンなどのデジタル機器を使わない方がいいです。

これらの機器は注意を散らして、脳をさらに疲れさせることがあるからです。

このように短い休憩をうまく使うことで、勉強の効率を上げて、良い成果を得ることができます。

※勉強とスマートフォンについては別記事にまとめてあるのでこちらも読んでみてください。

勉強してると眠くなる社会人のための勉強法と眠気解消法

勉強してると眠くなる社会人のための勉強法と眠気解消法
  • 朝の時間を活用する
  • 短時間で集中して勉強するスケジュールをたてる
  • 勉強前や勉強の休憩中に軽く運動する
  • 勉強する場所を変えてみる
  • 勉強の進捗状況を可視化する

朝の時間を活用する

朝の時間は社会人にとって、勉強するのにすごくいい時間帯です。

人間の脳は寝ている間にその日にあったことを整理してくれるので、朝起きたときには頭がスッキリして、新しいことを学ぶ準備ができているためです。

また、朝はストレスと関係する「コルチゾール」というホルモンが増えて、これが自然に集中力を高める効果があるため、勉強するにはとてもいい時間なのです。

さらに、朝に何かを成し遂げると、その日の残りの時間に自信が持てるようになるし、やり遂げる力(自己効力感)が高まると言われています。

これは、自分ができることに対して自信がつくことで、やる気をアップさせる効果が期待できます。

朝の時間を活用する

朝は周りが静かで邪魔されにくいから、勉強に集中しやすくなるのも朝の時間の活用をおすすめする理由のひとつです。

しかし、朝の時間をうまく使うためには、前日の夜からしっかりとした睡眠を取ることがとても大切です。

いい睡眠をとることで、勉強したことが頭にしっかり残り、脳も休まるので、朝の勉強がうまくいくようになるんです。

脳のパフォーマンスを維持するために、本格的な睡眠は6~8時間は必要とされています。

だから、夜は遅くまで起きずに、しっかり寝ることが大事。

さらに、朝の勉強前にちょっとストレッチや体操をすると、体も目覚めて、脳が活動的になるため、勉強がぐんぐんはかどるはずです。

先ほど、勉強中に眠くなったら休憩した方が良いというお話しをしましたが、眠くなったのが夜9時以降であったら、そのまま本格的に寝てしまって、朝早く起きて勉強した方が断然効率がよいです。

短時間で集中して勉強するスケジュールをたてる

時間が限られている社会人にとって、最も効率的に学習するためには、短時間で最大限の学習効果が出せるような勉強計画をたてなければなりません。

時間管理に詳しい専門家は、短い時間で集中して勉強し、適宜休憩を取る方法をおすすめしています。この方法により全体的な学習の効率を向上させることができます。

具体的には「ポモドーロ・テクニック」という勉強法をおすすめしています。

これは、25分間集中して勉強した後に5分間休憩するというサイクルを繰り返します。

25分間の集中作業は脳の集中力を引き出し、5分間の休憩で脳をリラックスさせ、疲れを防ぎます。

このテクニックの利点の一つは、勉強する際のストレスを減らすことです。

短時間で集中して勉強するスケジュールをたてる

短い時間で集中して勉強した方が長時間の学習よりも精神的な負担が少なく、取り組みやすいです。

定期的な休憩は脳の疲れを和らげ、次の学習にスムーズに移行できます。

また、ポモドーロ・テクニックを使うときはタイマーを使うのがおすすめです。

タイマーは勉強と休憩の時間を正確に把握するのに役立ち、学習の質を向上させます。

また、事前に勉強スケジュールを立てることで、一日の勉強時間を最適化し、効率的な学習を実現することが可能になります。

このように効果的な勉強スケジュールと短時間集中法を組み合わせることで、忙しい社会人でも質の高い学習を行い、学習成果を最大限に引き出すことができます。

ポモドーロ・テクニックについての詳細や休憩時間の効果的な過ごし方を別記事にまとめてあるので、こちらも読んでみてください。

勉強前や勉強の休憩中に軽く運動する

勉強するときに眠くなったり、集中ができなくなったりしたときは、ちょっとした運動をするのがおすすめです。

運動生理学の研究によると、運動をすると脳に血がたくさん流れて、脳が活動的になるので、記憶力や集中力が良くなるし、眠気も少なくなります。

例えば、勉強を始める前や、勉強の休憩時間で、10分くらいストレッチや散歩をするのがおすすめです。

これらの運動で、体中に酸素が行きわたらせることができます。

それに、運動すると「エンドルフィン」という幸せを感じるホルモンが出て、ストレスが減ることが知られています。

前述したとおり、ストレスが減れば、勉強にも集中しやすくなるんです。

勉強前や勉強の休憩中に軽く運動する

これは自分の場合ですが、ポモドーロ・テクニックを使って勉強しているとき、「25分の勉強と5分の休憩」が4セット終わったら、30分の休憩に入るのですが、その30分の休憩の時に、家の外に出るようにしています。

身体を動かしたり少し歩いたりして外の新鮮な空気を吸うと気分がリフレッシュできますよ。

勉強する場所を変えてみる

勉強していて眠くなるのを防ぐために、勉強する場所を変えるのもいい方法です。

新しい場所に移動すると、脳が新しい刺激を受け取って、もう一度興味や注意が活発になるためです。

例えば、いつもと違う場所、カフェや図書館、公園で勉強するといろいろなメリットがあります。

新しい場所は目や耳に新鮮な刺激を与えて、脳が集中しやすくなるため、他の人が近くにいる公共の場所では、周りの人の目が気になって、自然と自分をコントロールして、勉強に集中しやすくなるんです。

勉強場所を変えることは、勉強への考え方をリセットする効果もあります。

勉強する場所を変えてみる

家での勉強はリラックスしすぎたり、気が散りやすかったりするかもしれませんが、図書館やカフェのような、周りに知らない人がたくさんいる場所だと、気持ちもシャキッとして勉強に集中しやすくなります。

自分はよく学生時代は図書館で勉強するようにしていました。

図書館には他にも勉強している人がたくさんいたので、それを見ながら自分もがんばろうと気持ちを鼓舞していました。

家に帰ってしまうとリラックスモードになってしまって勉強に手がつかなくなってしまう方には、仕事帰りにカフェなどによって、少しだけ勉強してから家に帰るというのもよいかもしれません。

勉強の進捗状況を可視化する

長い間勉強を続けるためには、勉強する気持ち、つまりモチベーションを保つこともとても重要です。

自分にとって大事な目標を立てて、その目標を少しずつ達成していきましょう。

そうすることで、勉強する理由がはっきりして、小さな成功を積み重ねることができます。

小さな成功体験を積むことで自分が決めたことは達成できるという自信が湧いてくるのです。

また、勉強の進み具合を可視化することも、モチベーションを維持するのに役立ちます。

勉強の進捗状況を可視化する

学習スケジュールを作って、1日の予定が終わったら色を塗るとか、印をつけてみてください。

この印が増えるにつれて、自分がどれだけ目標に近づいているかがすぐに分かるようになり、達成感を感じて自信がつく効果があります。

最後に:勉強していると眠くなる社会人へ お互い眠気に負けず勉強がんばりましょう!

これまでの内容を箇条書きでまとめます。

  • 仕事後の勉強は脳の疲労により集中力が低下する
  • ストレスや疲労は勉強への拒否反応の原因となり、集中力を下げる
  • 朝の時間帯は脳がリフレッシュされており、集中力が自然と高くなる
  • 勉強中の眠気を感じた場合は短い休憩を取ると脳がリフレッシュする
  • 短時間で集中的に勉強することは効率的な学習を実現する
  • 軽い運動は脳の活性化を促し、勉強中の眠気を軽減する
  • 新しい環境での勉強は脳に新鮮な刺激を与え、集中力を高める
  • タイマーの使用は効率的な時間管理を可能にする
  • 目標設定と進捗の視覚化は勉強のモチベーション維持に役立つ

ここではあえて紹介しませんでしたが、自分が勉強している様子を動画で配信するという方法も効果がありそうです。

最近YouTubeやSNSで自分が勉強している様子をアップしている人が結構いますが、人に見せるという緊張感とか、SNSにアップしなきゃと言う強制力が勉強しようという気持ちを奮起させているのかもしれません。

日本人は社会人になるとあまり勉強しないと言われています。

ということは、勉強すれば人より一歩前に出ることができる可能性がとても高いわけです。

この記事を読んでいるということは勉強したいという気持ちがあるという証拠。

始めるのは早ければ早いほど有利です。

最初の一歩を踏み出すのがなかなか腰が重いかもしれませんが、これを機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

お互いに勉強がんばりましょう!!

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