読書が苦手だけど必要な人へ~どんな本でも大量に読める「速読」の本~

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どんな本でも大量に読める「速読」の本

今回の記事では、この本についてまとめてみます。

僕はどちらかと言えば読書が苦手な方です。
読書が苦手な自分を何とかしようと
フォトリーディング講座にも参加してみたりしました。

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読書は生活に必要なものではありませんが、
今より仕事の効率を上げたいとか、
お金を稼ぎたいとか、
何かを良くしようとしたいときには
必要になるものです。

この本は以下に当てはまる人におすすめです。

・必要だとは思っているが、読書が苦手な人
・読書についての本を読んだことがない人
目次

どんな本でも大量に読める「速読」の本について

大学時代に速読と出会ってから10以上の速読法を学び、実践検証してきた25年以上の結晶をまとめた「速読法」の決定版!

これまで速読を学んで挫折した人も、なんとなく怪しいと速読を避けてきた人も必読です。速く本が読める・理解できる本質とは何なのか、読書の本質に迫って明らかにしています。

この本を読めば本との付き合いが劇的に変わるでしょう。1日に10冊読むことも簡単になります!

引用:トレスペクト教育研究所HP内 本書紹介ページより

著者は宇都出雅巳さんです。
「高速大量回転法(KTK法)」という学習法を提唱しており、
勉強法・読書法に関して多くの著作を出版されています。

本書は2011年9月に出版されましたが、
2014年4月には文庫版も出版。
僕は文庫版で読みました。
文庫版のページ数は約210ページです。

本書が提案している読書法

1.目次を5~10回繰り返し読む(2~3分)

2.まえがき・あとがきを10回繰り返し読む(5~6分)

3.本文の見出し部分だけを拾い読みで3回繰り返し読む(5~6分)

4.自分の気になった言葉、箇所を中心に繰り返し読む(15分)

本書では一般的なビジネス書、自己啓発書1冊を
約30分で読むことを標準としています。

「読む」と言うより「見る」

上記で「読む」と書きましたが、
実際には「見る」の方が正解かもしれません。

本書では「音にしないで見る」「わかろうとしないで見る」と
書かれています。

速読とは「リラックスして、視野を広く保って見る」こと。

音にしてしまうと、文字に意識が行って視野が狭くなり、
なおかつ、目の動きが遅くなってしまうそうです。
また、本の内容をわかろうとすると、
わからない箇所が出てきたときにそこに意識が集中して
視野が狭くなってしまいます。
さらに、わからないから読書自体をやめたくなって
しまうことになりかねません。

居酒屋やラーメン屋の壁に貼ってある
メニューを見るときに
なんとなくざっと眺めるように見ると思うのですが
そのような感覚で本を見ながら
ページをパラパラめくっていくイメージです。

速読では「わかろうとすることを手放す」ことが
大事だと書かれています。

早く読むにはその本についての知識・情報・経験のストックが必要

本を早く読むためには、
その本についての知識・情報・経験などのストックが必要だそうです。

例えば、日本の歴史が大好きな人であれば、
もうすでにたくさんの知識・情報が頭に入っているため
速読法を学ばなくても、
日本の歴史に関する本については速読が可能ということです。

では、読もうとしている本の内容についてストックがない人が
どうやってそのストックを蓄えるのか。

それは、「その本を読む」ことです。

ひたすら繰り返し、読む

今から読もうとしている本に関するストックを
最も豊富に持っているのは、その本自体です。

その本をとにかく繰り返し読めば(見れば)、
本の大まかな流れやキーワードが
少しずつ自分の中にストックされ、
自分の中にストックされたものを使いながら
より早く、より深く読めるようになると
書かれています。

1回で読もうとするのではなく、
何度も繰り返して読むことで、
一発で内容を理解しようとしなければいけないという
プレッシャーから解放されます。
上記で書いた「わかろうとすることを手放す」ための手段が
この繰り返して読むという行為です。

繰り返せば繰り返すほど、
自分の中に蓄えられたストックが
さらなる新しいストックを生み、
そのストックがあることで早く読むことを可能になる。
ストックが貯まる→早く読める→
さらにストックが貯まる→さらに早く読める
この複利効果によって、
ストックの増加と読書スピードが
どんどん加速されていくのです。

まとめ

読書のスタートは
「読もうとしている本を目に馴染ませること」
だと感じました。

本書にも書いてありましたし、
フォトリーディング講座でも言われましたが、
読書中は常にリラックス状態でいないと
ならないそうです。

読まなきゃ、覚えなきゃ、と言った
プレッシャーがかかっているような状態では
入ってくる知識も入ってこないようです。
ぼんやりとページをめくっているくらいの感覚で
ちょうど良いのかもしれません。

今回は「高速大量回転法」について主に書きましたが、
本書には他にも、
フォトリーディングと
レバレッジリーディングについての考察や、
「積読」から始める読書についても書かれています。

読書が苦手な方は、ぜひ手に取ってみて下さい。

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