僕は令和6年度(2024年度)の一級建築士学科試験に合格したときの学習教材として速学を使っていました。
それ以前は、合格物語だった頃を含めて合格ロケットを5年ほど使っています。
速学で便利だったのは、問題の解説から関連問題へすぐに移れるところ。
似た問題を並べて問われ方の違いを確認できるのが使いやすかったです。
解説を読んでも少し引っかかるときに別の資料を探し直さず確認できるのは地味ですが使いやすかったです。
ただ、使っていて気になったところもあります。
自分の環境では次の問題が表示されるまでに間が空くことがあり、教材の印刷についても少し使いにくさを感じていました。
今回は、速学を実際に使って良かったところと気になったところ、購入前に見ておきたい料金や機能をまとめます。
この記事での速学に対しての使用感は2024年度の試験対策で当時使っていたものとなります。
また、料金やサービス内容については2026年11月現在のものとなります。
- 速学でできる学習と無料会員の利用範囲
- 関連問題を確認しながら学ぶ使いやすさとWebテキストの機能
- 動作と印刷で気になった点、購入前に確かめたいこと
- 基本料金とテキスト・講座などの追加費用
速学とは一級建築士の学科試験対策用教材である
速学は、パソコンやスマートフォン、タブレットで使えるオンラインの学習教材です。
学科試験の過去問を一問一答で解いて解説を確認しながら進めます。
僕が以前から使っていた合格ロケットと同じような使い方をする教材です。
公式案内では、過去20年分をもとにした一問一答約9,000問と計算問題など約250問を収録しています。
これは毎年のことですが、速学の場合直近の学科試験問題が教材に反映されるのは2月頃となります。
つまり、2026年度の学科試験問題は2027年2月頃の追加予定ということ。
直近の問題が追加されるまでの間も収録済みの過去問を使って学習は進められます。
自分としては追加時期だけで教材を選ぶ必要はないと考えています。
解いた問題は○・△・×の理解度で分けられ、理解があやふやな問題だけに絞って復習できます。
キーワード検索や付箋メモ、日々の問題数を確認するカレンダーもあり、毎日・毎週・毎月の問題数や進捗をランキングで見る機能も用意されています。
○×を当てて終わるのではなく、解説を読んで自分はどのくらい理解できたかを記録するという進め方です。
正解した問題でも説明できるほど分かっていなければ△にしておくといった使い方ができます。
kagetora僕は理解があやふやな問題には△マークを付けていました。
一問一答のほかに年度ごとの問題を四択で解く模擬テスト機能もあります。
普段の復習と試験に近い形式で解く練習を分けて使えます。



4択で解く機能は僕はほぼ使いませんでした。
4肢選択をやるなら書店で売っている過去問題集の方が使いやすいかなと個人的には思っているからです。
機能の詳細は速学公式の機能紹介で確認してみてください。
無料会員と有料会員の違い
無料会員でも各教科の一部の単元と一問一答約1,000問を試せます。
有料会員になると全教科・全単元が対象になります。
あと、無料会員ではキーワード検索・問題印刷・模擬テストも使えません。
有料会員でも、Webテキストや紙テキスト、有料講座、正誤逆転問題は別料金です。
問題を解くための料金と自分が追加で使いたいものの料金を分けて見ておくと費用が分かりやすくなります。
無料・有料の対象範囲は公式の会員プランに掲載されています。
解説からテキストへすぐ移れる
解答解説を読んでももう少し詳しい説明を確認したいことはありますよね。
速学のWebテキストは問題の解説とつながっていて、関連する箇所へすぐに移れる機能があります。
僕は有料のWebテキストは使わなかったのでここは使用感ではなく機能の紹介です。
問題ごとにメモを残す機能もあるので、あとで確認したいことを書いておけます。
ちなみに、Webテキストは有料会員の基本料金とは別売です。
問題とテキストを行き来する使い方をしたいなら両方を利用する費用で検討してください。
速学を使って良かったところ
機能がたくさんあることより問題を解いている途中で必要なものを見つけやすいところが自分には便利でした。
実際に使って印象に残った部分を挙げていきます。
関連問題をまとめて確認できる
解説の画面から関連する問題の一覧へ移れるところも便利でした。
同じ内容でも、問われ方が変わると迷うことがあります。
似た問題を並べて見ると、こちらではこの言葉を変えているのかと比べながら確認できます。
関連問題が多いところはそれだけ何度も近い内容が問われてきたということ。
どこを繰り返し確認したいか考えるときにも使いやすいと感じました。



もちろん、関連問題の数だけで次の試験に出るかどうかが分かるわけではありませんが、重要事項だと捉えてしっかり勉強するようにしていました。
全体を見渡しながら進められる
20年分の過去問と聞くとかなりの量です。
最初の科目を丁寧に進めているうちに、まだ触れていない科目が残ったまま試験が近づくというのは避けたいところ。
速学では、各単元の問題が第1部・第2部・第3部に分かれています。
第1部をひと通り進めてから第2部へ、というように全体を見渡しながら取り組める構成です。
自分には、ひとつの単元を全部終わらせてから次へ進むより、科目全体に何度も触れるための仕組みとして分かりやすく感じました。
第1部から第3部までで20年分を1周する形なので1周の中でも全体を3回見渡すような感覚です。
これを3周するなら全体に9回触れるという見方もできます。
ただ、3周すれば十分、全員が必ず3周しなければいけないという意味ではありません。
周回数が増えても分からない問題がそのまま残っていたら困ります。
理解度の記録を見ながらどこに戻るかを考えて使う教材だと思います。
テキストを穴埋め問題として使える
テキストの大事な用語や数値は赤文字になっていて、そこを隠して穴埋め問題として使えます。
読んでいるだけだと分かった気になっていても隠してみると言葉が出てこないことはありますよね。
この教材はテキストで読んだことをちゃんと覚えているか確かめることができるようになっています。
問題の解説文にも穴埋め機能があり、穴埋めの状態で印刷して使うことも可能です。
僕が使っていたときもこの機能はありましたが、現在の速学でも使えます。
また、Webテキストには音声教材と質問機能も付いています。



僕はWebテキストを使用していなかったので音声機能と質問機能については使っていませんでした。
使ってみて気になったところ
自分が引っかかったのは問題を解くテンポと印刷したあとの読み方でした。
どちらも2024年度の試験対策で使ったときの感想なのでそのつもりで読んでもらえるとありがたいです。
問題と解説を一緒に印刷したかった
当時の速学では、問題だけ、解答だけ、解説だけというように印刷する形で、問題と解答解説を同じページに並べる使い方ができませんでした。
以前使っていた合格ロケットでは、問題と解答解説を一緒に印刷して読み物のように読んでいました。
僕はその読み方をしたかったので同じページに欲しいなと思ったわけです。
問題と解答を分けて印刷したい人にはむしろその方が使いやすいかもしれません。
教材の良し悪しというよりここは使い方との相性だと考えています。
なお、当時の合格ロケットでは「問題のみ」と「問題+解答解説」の印刷はできましたが、解答解説だけの印刷はできませんでした。
ちなみにですが、速学では1回に印刷する対象は200問以内と制限がかかっているようです。
多くの問題を印刷したい場合は単元や理解度で絞る必要があります。
印刷をよく使う方は、枚数の制限に加えて自分が欲しいレイアウトで出せるかも確認しておきたいところです。
無料会員では印刷機能を使えないので判断に必要なら購入前に運営へ確認してください。



教材のプリントアウトを重視する方は合格ロケットの方が自由度が高いので使いやすいかもしれません。
次の問題までの待ち時間が気になった
問題を解き終えて次へ進むときに画面が表示されるまで少し待つことがありました。
当時の感覚では3〜4秒くらい。
計測した数字ではありませんが、その間が少し気になりました。
1回だけならたいした時間ではありません。
でも、結構頻繁に起きたんです。
リズムよくポンポンと問題を解き進めたいのに、これがあると調子に乗れないというか、少しイラッとしながら使っていました。
この状態になったのは自分のネット環境やパソコンの性能も関係していたかもしれないので、他の速学ユーザーがこうなっていたかどうかはわかりません。
ちなみに、その前の年まで使っていた合格ロケットはサクサク動いていたので、反応の悪さでイライラすることはありませんでした。
購入前は、普段勉強に使う端末と通信環境で、無料の範囲をしばらく操作してみるのがよいと思います。
問題を解き、解説を読み、次へ進む。
その繰り返しをテンポ良く続けられるかは実際にシステムを使ってみないとわからないからです。
速学の料金・追加費用と自分に合う教材か見極めるコツ
速学は基本料金のほかにテキストや講座などの費用がかかります。
以下は2026年11月現在の公式サイトで確認した税込価格です。
申込時期や継続条件によって変わるため購入時には公式の表示も確認してください。
基本料金とテキストの価格
| 項目 | 料金 |
|---|---|
| 新規の有料会員 | 通常57,200円/年 |
| 昨年度利用者の継続割引 | 48,000円/年(適用条件あり) |
| Web+紙テキスト・5教科 | 28,000円 |
| Webテキストのみ・5教科 | 23,000円 |
| 紙テキストのみ・5教科 | 23,000円 |
| 紙テキスト・1教科 | 4,950円 |
継続割引は昨年度の購入者が指定期間内に購入する場合の料金です。
利用期限との関係があるため自分のアカウントで適用されるかを確認してください。
Webテキストを使うには速学の有料会員登録も必要です。
たとえば、新規の通常料金とWebテキスト5教科を合わせると80,200円になります。
Webテキストは原則として購入から1年間の利用ですが、有料会員の購入プランによって期限の扱いが異なる場合があるので気をつけましょう。
紙テキストも用意されているので発送時期や対応年度も申込画面で確認してください。
このパートの記事は速学公式Webサイトの速学の会員料金、速学式テキストの料金・利用条件を引用してまとめたものです。
講座・正誤逆転問題と進捗管理
有料オンライン講座は月額5,000円です。
速学の有料会員であり、無料の進捗マネジメントへ登録していることが申込条件になっています。
正誤逆転問題は基本問題や応用問題の正誤を入れ替えた別売教材です。
答えを覚えてしまった問題でも、用語や数値が変わったときに判断できるかを確かめるもの。
2027年度版は2027年1月頃から販売開始予定で価格は8,800円(予定)、有料会員のみ申込可能となっています。
進捗マネジメントは、毎週の学習状況を報告し、進み具合に応じたグループごとに講師からアドバイスを受ける仕組みです。
個別の質問に何でも答えてもらえるサービスとは異なります。
なお、Webテキストには別に質問の受付があり、購入者は指定された形式に沿って質問できるようになっています。
質問したい内容や利用するサービスに応じて受付条件を確認してください。



もしわからないことがあってもChatGPTやGemini、ClaudeのようなAIに相談すれば解決することが多いので、無理にオンライン講座に参加しなくてもいいのかなと思っています。
速学が自分に合うか確かめるには
問題を解いたあと、関連するテキストや別の問題も続けて見たい人には速学の画面のつながりは使いやすいと思います。
講義を後日視聴したい人、進捗を報告する機会が欲しい人も利用条件が合うなら候補に入れやすいと思います。
逆に、紙に印刷して読むことが中心なら、印刷できるというだけで選ばずレイアウトまで確認した方がよいです。
操作のテンポを重視する人は普段使う端末での動きも見ておきたいところ。
自分が次に選ぶなら、動作やPDFの使い勝手が好みだった合格ロケットを選ぶと思います。
ただ、僕は両方の教材を使っていたのでわかるのですが、使ってみた範囲では教材の内容そのものに大きな差があるとは感じていません。
決め手になるのはシステムの使い勝手と、解答解説の表現の理解のしやすさだと思っています。
あと、無料で試すときは、○×の問題を何問か解くだけでなく、解説を読んだときに理解しやすいか、復習したい問題を見直しやすいかも見てみてください。
無料の範囲で使えない機能が選ぶ決め手ならその点を確認してから購入する方が納得して使い始められます。
速学についてよくある質問
速学は無料体験で使い方と操作性等の相性を見て選ぶ
自分が速学を使って良かったのは、解説を読んだあとに関連問題へ移りやすいことと子どもが寝たあとに講義を見られたことでした。
反対に、問題を進めるときの待ち時間や印刷の仕方には少し引っかかりました。
同じ機能があっても、使いやすいと感じるかどうかは自分の勉強の仕方で変わります。
速学の公式サイトから無料の範囲を試して解説や画面の動きを見てから選んでみてください。
また、合格ロケットとも迷っている方に向けて、両方を使った感想と機能の違いを下記の記事にまとめているので気になる方はチェックしてみてください。




