歯と口の衛生週間記念!その2 僕が受けてきた歯科治療 インプラント治療

前回の記事ではフラップ手術について書きました。
歯と口の衛生週間記念!その1 僕が受けてきた歯科治療 フラップ手術~歯周病治療の最終段階~
今回はインプラント治療についてまとめます。

フラップ手術が全て終わって、
歯茎の腫れが落ち着いてきたころ歯周病の治療については
これで終了ということで、次は歯の再建の段階になりました。

歯周病が酷すぎて残すことができなかった歯が6本あり、
そこについてはインプラント治療をすることにしました。
抜いた歯以外に、欠けてしまっている歯が6本あり、
これらについてはセラミックの被せものをすることにしました。
部分入れ歯やレジンの被せものなど、
保険適用での治療も選択出来ましたが、
今回は治療精度や見た目のことを考えて
すべて保険適用外の治療を選択しました。

インプラント治療とは

簡単に言えば失った歯を復活させる治療です。
失った歯の代わりに人工歯根(金属の棒のようなもの)を
アゴの骨に挿して定着させたあと、
そこにセラミックの被せものをします。
人工物ではありますが、新しい歯を手に入れることができます。

失った歯を復活させる治療には
入れ歯や差し歯、ブリッジと言った治療もありますが、
治療後の日頃のお手入れや噛む力、見た目について、
どれを取ってもインプラント治療に勝るものはないと僕は思います。

インプラント治療に使う人工歯根について

どちらも短い棒のようなものですが、
2つに分かれるツーピース型と、
一体化しているワンピース型と2種類があります。
これらのメリットデメリットについて治療前に話を聞いたので、
その時の話をまとめておきます。

ワンピース型

メリット
・ワンピース型に比べて価格が安い。
・手術が1回で終わる。

デメリット
・ツーピース型に比べて手術後の扱いが面倒

ワンピース型は1回目の手術で人工歯根をアゴの骨に埋め込みます。
人工歯根の半分はアゴの骨に入りますが、
もう半分は歯茎から飛び出しているような格好になります。
定着後にセラミックの被せものを人工歯根に被せて治療が完了です。

術後は歯茎から金属の棒が頭を出しています。
ですので、アゴの骨に定着しないうちに、
歯ブラシが当たってしまったり、
誤ってものを噛んでしまったりすると、
人工歯根が動いてしまう危険性があります。
数週間とても気を遣う日々を送ることになります。
動いてしまうと最初からやり直しだそうなので要注意です。

このワンピース型はツーピース型に比べると新しい治療法だそうで、
症例自体はツーピース型に比べると少ないそうです。
こちらのタイプは日本製があるそうです。
僕が治療を受けた時に使ったのも日本製です。

ちなみに、僕はワンピース型のものを使用しました。
決め手は価格でした。
自分が通っていた歯科医院では、
ツーピース型が1本35万円、ワンピース型が1本20万円でした。
術後にかなり気を遣わないといけない面倒はありますが、
6本も使わなければいけないので、
この価格差は大きな決め手になりました。

ツーピース型

メリット
・ワンピース型に比べて治療後の扱いが楽。
・ワンピース型に比べて治療件数が多い。

デメリット
・手術を2回行うことになる。
・ワンピース型より費用がかかる。
・ツーピース型の上の部分(歯の部分)が何らかの原因で折れてしまった時、
 もう一度最初から治療をやり直さなければならない。

ツーピース型は自分が治療を受けた方法ではないので
先生に聞いた話をそのまままとめています。

ツーピース型はまず1回目の手術で
アゴの骨に土台になる部分を埋め込みます。
土台は歯茎の下に隠れてしまうので見えません。

土台が定着したら、2回目の手術で歯茎を切開して土台を露出させて、
その土台に歯になる部分を設置します。
歯になる部分に細い全ねじ棒のようなものがついていて、
土台にねじ込む感じで取り付けていきます。

インプラント治療ではこのやり方が主流のようです。
治療件数はワンピース型に比べると圧倒的に多いそうです。
治療件数が多いので歯科技術的にも安定しているそうです。
ごくまれにとは言われましたが、
歯になる部分についている細い全ねじ棒が
ものを噛んでいる時に折れてしまうことがあるそうです。
そうなると、土台に残った全ねじ棒を外すことができないので、
土台を外してもう一度最初から
インプラント治療をしないといけないそうです。
折れたら最後というのが妙に気になりました。
また、このタイプのものは海外製のものが多いそうです。

インプラント治療を受ける前にすること

CT撮影

治療前に必ずCT撮影を行います。
このCT画像を基にどの長さのインプラントを、
どのくらいの角度で、どのくらい骨に埋めて、
みたいな感じで治療計画を立てるためです。

僕の場合は右側に3本、左側に3本
インプラントを入れることになっていて、
まずは左側の3本を施術して、
しっかり定着してから右側の3本を施術したので、
CT撮影は左側を施術した時と、右側を施術した時の2回受けています。

右側については歯周病で溶けてしまった骨があまりにも多く、
インプラントを入れるのに十分な深さを確保することができなかったので、
人工的に骨を増すような治療も併せて行うことになりました。

また、インプラント治療は保険が利きませんが、
このCT撮影も保険が利きません。
全て自己負担になります。
僕は1回1万5千円支払いました。

歯のクリーニングをする(手術日の1週間前)

インプラントを入れる部分の周辺の歯に対してクリーニングを行います。
ちなみに、このクリーニングも保険が利かないんです。
歯周病治療の時は保険適用だったクリーニングなのに、
保険が利かないインプラント治療の一環でやる
クリーニングという解釈になり、保険が利かず、
全て自己負担となります。

手術中の様子

手術当日は簡単な歯のクリーニングをしてもらって、
そのあとに麻酔をかけて、開始を待ちます。
当然ですが、手術中は麻酔が効いているので痛みはありません。
ただ、アゴの骨に穴を開けたりインプラントを入れたりする時に起こる
振動のようなものは感じます。

僕の場合はこの前にフラップ手術を何度も経験しているので、
その時に比べたらかなりリラックスして手術を受けることができました。
手術時間はインプラントを3本入れて約1時間くらいでした。

※人工的に骨を増す治療
右側の歯については歯周病で溶けてしまった骨が多すぎたので、
アゴの骨を増すための治療を併せて行いました。
右側の手術の時は手術前に採血を行いました。
結構な量の血を抜かれた感じでしたが、
この血液を遠心分離機にかけて、
そこでできたものと骨を呼ぶための薬を混ぜて、
それを骨の足りないところを詰めるというものです。
強度的には自分のアゴの骨と比べると劣るそうですが、
インプラントの刺さりが浅すぎて
取れてしまう事になっては困るので
このような治療も併せて行いました。

治療直後の様子

フラップ手術と同様、歯茎が切れている状態ですので、
麻酔が切れる少し前に痛み止めを飲んだりして
なるべく痛みが出ないように注意をしました。

あと、歯茎からインプラントの頭が出ているので、
触って動かしてしまうことがないようにかなり気を遣いました。
インプラント部分は当然歯磨きできませんので、
うがい薬でブクブクする程度のケアになります。
それ以外の歯はしっかり歯磨きするように指導されますので、
歯ブラシでインプラントを突かないように
気をつけなければなりません。

患部の消毒とインプラントが動いていないかを確認するために、
約2週間、病院が休診日の日以外、毎日通院しました。
この通院が終わるとインプラント部分も
歯ブラシで歯磨きできるようになります。

フラップ手術の時もそうでしたが、
インプラントが不安定な間は食事に不自由します。
固い物も食べることはできますが、
インプラントの部分で噛んでしまう危険があるので、
約2週間でしたが、柔らかいものばかり食べる生活をしていました。

インプラントが定着したあと

僕の場合は手術してから半年後くらいしたのちに
被せものを作るための型取りを行いました。
ここでセラミックの被せものができて、
接着剤を使って歯茎から出ている人工歯根に嵌めます。
普通の歯に被せる被せものと同じです。
これで一連のインプラント治療が終了となります。

まとめ

最初に歯科医院に行った日から、
インプラント治療が完全に終わるまで、
約3年かかりました。

僕のようにここまで酷い状態にしてから
通院する人はいないと思いますが、
早く処置をしないとこういう目に遭うよという事例の1つとして
参考にしていただければと思います。

インプラントへの被せものが付け終わった日に、
先生から「世の中にある歯科治療をフルコースで経験しましたね」
と言われました。
こういう経験をしないように、
早めの治療と日頃の歯磨きを丁寧にすることをおすすめします。

 

インプラントイメージ写真
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