歯と口の衛生週間記念!その1 僕が受けてきた歯科治療 フラップ手術~歯周病治療の最終段階~

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歯科医院イメージ写真

僕は歯科医院が大嫌いです。
どんなに口の中がボロボロになろうが逃げ続けてきました。
ようやく観念して通い始めると、
あまりの重症っぷりにありとあらゆる治療を
フルコースで受ける羽目になりました。

6月4日から6月10日まで歯と口の衛生週間とのことなので、
自分が受けてきた歯科治療とその時に先生から教えてもらったことについて
まとめてみることにしました。
今回はフラップ手術についてです。

目次

この治療に至るまで

歯科が大嫌いなことが災いして歯茎が腫れようが、
歯が欠けようが治療に行くこともせず、
軽く10年はそのまま放置していた結果、
歯磨きのたびにかなりの出血、匂いがする、
欠けている歯がたくさんあるような状態になってしまいました。
さすがに怖くなったので意を決して歯科医院に行くことにしました。

かなり重篤な歯周病と診断されて、
レントゲンを見ると顎の骨がかなり溶けているのが
素人目に見てもハッキリわかりました。
酷いところはえぐれたように骨が掘れている感じでした。

諸々検査の結果、明らかに残せない歯が6本あって、
その歯が歯周病菌の温床になっているのでまずそれを抜くこと、
全体的にかなり歯の根っこに近い部分まで歯石がついているので、
その歯石をきれいに除去して、歯周病菌を一掃することが決まりました。
この歯石を除去する治療のひとつがフラップ手術です。

フラップ手術とは

歯石を取る器具が届かないくらい奥の方に潜んでいる歯石を取るために、
歯茎を切開して歯の根っこを露出させ、歯石を除去する治療です。
(グロいので写真・イラストは載せません)

僕の治療計画では全ての歯について
このフラップ手術を行うことになりました。
上下共3ブロックずつ、あわせて6ブロックに分けて、
2ヶ月に1回のペースで1ブロックずつ、約1年かけて治療を続けました。
ちなみに、この治療は保険適用対象です。
1ブロックにつき、1万円程度支払いました。

手術中の様子

当然麻酔がかかっているので痛みはありません。
ただ、歯茎切ってるな~という感覚はわかるんですよね。
その感覚と一緒に生暖かい血液が流れるのもわかるので
痛くはないですが、イヤ~な感じはします。

切開が終わると、器具を使って歯茎を骨から剥がす作業をします。
なかなか力のいる作業のようで、
かなり強い力をかけて剥がしているようでした。
それが終わるといろいろな器具や機械を使って
ガリガリと歯石を除去する作業をします。

こんなに刺激を与えられたら麻酔が切れるんじゃないかと
かなり心配しながら治療を受けていました。
歯石を取り切れたら、歯茎を縫合しておしまいです。

だいたいどのブロックも治療時間は1時間くらいでした。
手術の間ずっと口を開けたままなのと、
いろいろな緊張のせいで、身体に力の入った状態が続いていたらしく、
手術後はかなり汗まみれになり、ぐったりとした感じでした。
非常に疲れます。

手術後~抜糸までの様子

術後は痛み止めの薬、抗菌用の薬、うがい薬が処方されます。
麻酔が切れたら痛くなると思ったので、
麻酔が切れそうな予感がした段階で
痛み止めの薬を飲むようにしていました。

糸で縛っているとは言え、
歯茎がズタズタに切れている状態なので、
ものを噛むことは当然できないし、
強くうがいすることもできません。
患部は歯磨き出来ないのでうがい薬で優しくブクブクして終わりです。

なので、抜糸が終わるまでの期間は
1日3食おかゆを食べて過ごしました。
あとは雑炊とかウィダーインゼリーとか、
なるべく噛まずに食べられるものを食べる生活をしていました。
歯に力がかかるとやっぱり患部が痛いんですよね。
手術から1週間後くらいで抜糸になります。

抜糸以降の様子

抜糸してからしばらくはまだ腫れっぽいのが続きますが、
だんだん腫れが引いてきて歯茎が引き締まってきます。
その時、歯が長くなったような感じがして見えます。
本来アゴの骨に刺さっている部分の歯は見えないのが当たり前ですが、
歯周病によりアゴの骨が溶けて無くなってしまったので、
その部分が露出してしまうのです。

骨が溶け、歯茎が下がり、歯の根っこに近い部分が見えてしまうため、
結果的に歯が長くなったように見える感じです。
歯の根っこに近い部分は本来隠れている部分なので
歯質的にも弱いため知覚過敏がはげしかったり、
虫歯になりやすかったりするので気をつけるように言われました。

今は虫歯はないですが、知覚過敏は続いています。
最初の頃は暖かいものも冷たいものも両方ダメでしたが、
今は暖かいものは平気になりました。
また、歯は根っこに近づくにつれて細くなっていくので、
歯と歯の間に広い隙間ができてしまいます。
なので、食べ物の食べかすが歯間に挟まりやすくなってしまいました。

まとめ

溶けた骨はもう戻ってきません。
抜かずに残せた歯も何とか骨に刺さっているような状態の歯ばかりで、
いつダメになってもおかしくない状態です。
今更後悔してももう遅いですが、早く病院に行けばよかった…。
歯周病って痛くならないので、知らないうちにどんどん進行してしまいます。
歯磨きの時に血が出る人は、間違いなく歯周病が進んでいるそうなので、
早めに病院に行くことをおすすめします。
歯はホント大事ですよ。

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