【結果追記】2024年度1級建築士試験学科試験 自己採点結果と個人的総評

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2024年度1級建築士試験学科試験 自己採点結果と個人的総評

2024年7月28日に一級建築士学科試験が行われました。

受験された皆様、お疲れさまでした。

自分も受験してきましたが、今日の記事ではその時の様子や今回の試験に対する個人的な印象、資格学校の解答速報や総評、学科試験の自己採点結果についてまとめていきたいと思います。

目次

各社学科試験総評

各社学科試験総評

大手3社の学科試験総評をまとめてみるとこんな感じでした。

計画:難化
環境設備:易しい
法規:やや易しい
構造:易しい
施工:易しい
全体評価:易しい

何年か前に問題が易しくて合格基準点が97点まで跳ね上がったことがありましたが、その時ほどではないですが比較的易しい試験だったみたいです。

kagetora

ウソでしょ??

試験の翌日に速報を見たときの自分の正直な印象です。

実際試験を受けていてそんなに易しい感じを受けませんでしたが、これが易しいと思うような人じゃないと合格できなかったと言うことでしょうか。

まだまだ自分は修行が足りないようです。

肝心な合格基準点ですが、
各学校の発表をまとめると以下のような感じでした。

計画:11点 
環境設備:11点 
法規:16点 
構造:16点 
施工:13点

総得点:93~94点

計画が難化したので計画の基準点が下がる可能性があるようですが、科目ごとの合格基準点は例年通りになると予想されています。

また、総得点に対する合格基準点ですが、93~94点となかなか高得点となりました。

ちなみにこのデータは大手資格学校3社のデータを比較したものですが、3社のうち2社が94点、1社が93点という予想をしています。

あまり下振れするということは今までなかったような気がしますので、おそらく94点がボーダーラインなのかなと個人的には考えています。

私の学科試験自己採点結果

私の学科試験自己採点結果

自分の学科試験の自己採点結果は以下の通りでした。

計画     14
環境・設備 13
法規     22
構造     23
施工     21
計      93

過去の試験で一点に泣いた方を何人か見てきましたが、まさか自分もそのひとりになるとは・・・。

例年、自己採点の途中で点数が届かないことがわかってしまうので、今年もダメだったと言うのが自己採点をしながらわかってしまうのですが、今回は様子が違いました。

自己採点が進むにつれてこんな気持ちになってきました。

kagetora

アレ??これもしかしたら・・・

いつもよりも明らかに正解している問題が多いのです。

自己採点が終わって、科目ごとの足切りはクリアしていることは明確になりました。

これならギリギリセーフでクリアできるかも思い、ドキドキしながら電卓で各科目の得点を合計したところ93点という結果に。

kagetora

ギリギリセーフじゃないくて、ギリギリアウトじゃないか~(涙)

ガッカリでしたね。

ようやくゴールかと思いましたが、幻のゴールだったようです。

実際に試験を受けてみての感想

実際に試験を受けてみての感想

学科Ⅰ・Ⅱ 計画・環境設備

知らない用語が毎年のように出てくることでおなじみの計画と環境設備。

今年も例年通り、知らない用語が出てきましたね。

kagetora

ビサンツ様式ってなんだよ。ビサンチンの誤植?最近発見された様式?

問題を見たときに一瞬そんなことを考えたりもしましたが、別の選択で「鏡の間」という言葉を見たときに冷静さを取り戻し、正答することができました。

知らない用語や知らない事例が出てきたときに、過去問で勉強した内容が盛り込まれていたものについてはある程度正誤判断できましたが、そうじゃないものはその問題の前後の解答番号とのバランスを考えて答えを出してましたね。

前の問題の解答が3で、後ろの問題の解答が2だから、1と4の中から選ぼうといった具合。

これでまぐれ当たりした問題もあったのでビックリでした。

環境設備に関しては過去問の理解が追いついていない部分も多くて点数落とした感じでした。

このあたりは解決策を考えないとダメなところです。

学科Ⅲ 法規

建築士試験を何度か受験した中で今回初めてだったのですが、試験時間内にすべての問題へ解答を出すことができたんです。

法規の試験はいつも解答が間に合わなくて終わりの方はほとんどカンで答えを埋めているような感じでしたが、今回は試験終了10分前には全ての問題に解答を出して、マークシートに答えを記入するところまでできていました。

にもかかわらず、点数が例年と同じく微妙ってどういうことなんだ・・・。

間違った判断を素早くしても何の意味もないのに。

先日本試験の見直しをしたのですが、ケアレスミスというか確実に正誤判断できた問題で不正解だった問題が一番多かったのが法規でした。

法規は時間がないというプレッシャーの中で焦っていたので正確は判断ができなかったのは仕方ないですが、今思うと非常にもったいない。

まだまだ修行不足でした。

学科Ⅳ・Ⅴ 構造・施工

これもまた初めての経験だったのですが、今年は力学が全問正解でした。

これは素直にうれしかったです。

問題3と4が自分が覚えたパターンとは違った形での出題だったのですが、数少ない持っている知識をひねり出して何とか正答を導くことができました。

構造文章題については例年通り、イマイチな結果でした。

施工については、今回はまあまあ良い成績だったのではないかと思っています。

二択まで絞れたけど失点したという問題が2つあったので、もしそれができていたらと思うと非常に悔やまれる。

今後の身の振り方

今後の身の振り方

このような結果で今年の学科試験が終わったわけですが、今後どうしていこうかという話です。

SNSなどを利用して情報収集をしていたところ、資格学校が速報で出している合格基準点は試験元が発表するものと希にズレることがあるがあるので、1点足りない状態であれば製図に進んでも良いのではと言うアドバイスをいただきました。

それを聞いて少し考えてみたのですが、結果製図試験対策進めてみようと決めました。

やってみようと思い立った理由は以下の通り。

  • 資格学校を受講しても返金制度があるので結果不合格でも最小限の費用で製図を経験できる
  • 製図試験は未経験なので時間がある今のうちに経験しておくのも今後の役に立ちそう

自分はまだ学科試験に合格したことがないので、製図の受験はおろか製図対策の勉強もしたことがありません。

そのため、資格学校のお世話にならないとどうにもならないだろう考えていたので、もし学科試験に合格できたなら製図は資格学校に行くことは決めていました。

でも、自己採点結果が当確すれすれの状況で受講しても、不合格になったら受講料だけ取られて意味がないと思って製図に進むつもりなかったんです。

そんなときに製図を検討してみたらどうかというアドバイスをいただき、そこからいろいろ調査してみたところ、もし9月の正式発表の際に不合格だった場合、製図対策講座の受講料は返金される制度があることを知りました。

また、来年度の学科試験を受験するとしても、その勉強は9月の正式発表が出てからスタートしても十分に間に合うはずだし、それまでの間は製図試験の世界を体験してみるものいいかもしれないという気持ちが強くなってきました。

というわけで、9月の正式発表まで製図の勉強をすることになりました。

幸い製図道具も大学生時代に使っていたものがまだ残っているのでそれを使っていきます。

(追記)2024年度一級建築士学科試験合格発表!

本日2024年9月4日、試験元から学科試験の合格者が発表されました。

これと同時に正式な合格基準点も発表されていますので、まずはこちらから確認してみます。

2024年学科計画環境設備法規構造施工総得点
合格基準点111116161392
建築技術教育普及センターWebサイトより引用

計画が難しかったので基準点が下がるかも?という予想もありましたが、科目基準点は例年同様でした。

で、肝心の総得点は92点でした。

これは資格学校が発表していた合格基準点よりも1~2点低い結果となっています。

ということで、改めて自分の自己採点の結果がこれです。

2024年学科計画環境設備法規構造施工総得点
自己採点結果141322232193

間違ってやいないかと受験番号を何度も確認しましたが、無事合格することができました~!

まとめ

以上、2024年度1級建築士学科試験の結果報告でした。

資格学校から発表されている合格基準点を見る限り、「これはダメだろうな~」と思いながら製図試験対策をしてきたわけですが、予想が見事に外れてくれたおかげで、ここ1ヶ月くらいモヤモヤしていた気持ちが一気に晴れました。

ホントに良かった。

かなり長い学科試験合格への道を歩いてきたわけですが、ついにゴールにたどり着くことができました。

長い旅路でも歩みをやめなければ必ずゴールにたどり着く。

これを体感することができました。

自分がどのように勉強を進めてきたかについては、別記事にまとめてあるのでこちらも読んでもらえるとうれしいです。

ここから製図試験合格へ向けて、気持ち新たに進んでいきます!

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