2023年度の試験では勉強はやってたつもりですが、いつまでに何をどこまでやると言ったスケジュールをあまり意識せずに勉強していたので、2024年度試験はざっくりとではありますが、スケジュールを組んで勉強していこうと思っています。
というわけで、このブログ記事では2024年度一級建築士試験に向けた学習計画と学習の進捗記録、使用する教材を自分用の記録という意味も含めてまとめていきます。
公開することで勉強する事への強制力をつけようというのも狙いだったりします。
最初からスケジュールをガチッと決めても進めていくうちにうまくいかなくなると思うので、ざっくりした計画を立てることから始めます。
また、進捗状況は毎月更新していく予定です。
1級建築士試験に独学で挑む私が学習に使用する教材
速学
2024年度試験のメイン教材は速学です。
速学がどのような教材なのか、また、その使用感については別に記事を作ったので気になる方は読んでみてください。
資格学校のテキスト
ひょんなことからN学院の2023年度試験対策用テキストを入手することができましたので使ってみることにしました。
テキストを読み込むと言うよりは速学をやっててよくわからないところがあったら調べるとか、辞書的な感じで使うことを想定しています。
速学の解答解説やテキストもイラストが豊富ですが、こちらのテキストもイラストや図表がたくさん記載されているので、そういうところが役立ちそうです。
建築基準関係法令集
法令集はTACの法令集を使います。
この法令集については過去に記事にもしているので、詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
模擬試験
例年6月頃になると資格学校等で模擬試験が実施されます。
勉強したことがちゃんとアウトプットできるかどうかチェックする良い機会だと思っているのでいくつかの試験を受験するつもりでいます。
1級建築士試験に独学で挑む私の学習スケジュールと勉強の進め方
学習スケジュール
2023年12月11日現在、当初計画を変更しました。2024年の6月までの計画をこのようにしてみました。
グレーの棒状の部分が速学の1巡目実施期間、矢印がその復習期間を表しています。
2023年12月までに構造第1〜3部(過去20年分の文章題のみ)と施工の第1部、法令集の線引きまでを終了。
2024年1月から法規、2月から環境設備、3月から計画をそれぞれスタートさせて、3ヶ月かけて1巡目を終了させる。
すでに1巡目が終了している部分についての復習は順調に進んでいるので、復習に使っている時間を新規問題に少しずつスライドしていって新規問題の進捗速度を上げていきたい。
計画を変更する場合は上記の当初計画は記載したままとして、変更した計画を追記していきます。
2023年9月8日 当初計画はこちら
2023年9月8日現在、2024年の3月までの計画をこのように考えています。
グレーの棒状の部分が速学の1巡目実施期間、矢印がその復習期間を表しています。
法規と構造の1巡目を年内に終了して、次の年の3月までに全科目の1巡目を終了する計画にしました。
最初の頃に勉強したことを忘れないようにするためにも、1巡目をやりながら同時に復習も進めていく予定としています。
今回メインの教材で使用する速学は学習単元ごとに第1部から第3部までの3部構成となっており、第1部を全部終わらせることでその科目の全範囲をざっくり見渡したことになります。
今回の計画では第1部を1ヶ月間、第2部を1ヶ月間、第3部を1ヶ月間かけて勉強することにしました。3ヶ月でその科目の全ての問題を解き終わるペースです。ちょっとゆっくりすぎるペースかもしれないですが、復習の時間も確保したいし、他にやってる勉強にも時間を使いたいので、3月まではこのペースで行きます。
法令集ですが、2024年度版の線引きを年内いっぱいで終わらせて2024年1月から使用するつもりです。年内は2023年度版を使って勉強します。
4月からは理解できていない問題を集中的に勉強して理解できるようにしながら、6月頃に行われる模擬試験に備える。
6月から試験直前期までは模擬試験の復習を行って、試験に挑む。
こんな感じで行けたら理想かなと思っています。
学習の進め方
速学を使ってひたすら過去問題を解きます。
速学では問題の理解度を○△×の3つに仕分けができる(仕分けないと次の問題に進めない)ので、自分は以下のように仕分けることにしました。
○・・・正解できて、なおかつ、なぜ正解か理由が説明できる問題
△・・・正解できるが、正解の理由がちゃんと説明できない問題
×・・・不正解の問題
1巡目はこの仕分けをするのがメインの作業になりそうです。
1巡目をやっている間にも定期的に復習は入れてくので△の問題が○になったり、×の問題が△になったり、○の問題が×になったり、仕分けもコロコロ変わると思います。
全科目について1巡目が終わる2024年3月頃には仕分けの変動が落ち着くように進めていって、2024年4月以降の2巡目からは△と×の問題に絞って解答やテキスト等を参照しながら解答根拠が理解できるような勉強をしていく予定。
人に教えるのが一番の勉強になるとも言われているので、×と△の問題は自分の言葉で解説したものをブログ記事にするって言うことも考えたりしています。(やるかどうかは未定)
1級建築士試験に独学で挑む私の学習スケジュール進捗記録
2023年9月
今月解いた問題数とその内容は以下の通りです。
解いた問題数 1,974題
(内訳)
一問一答(新規) 519題
復習 1,455題
時間 12時間25分
構造第1部 完了
X(旧Twitter)のタイムラインを見ていると、1日に200題とか300題を定期的にこなしている人が結構たくさんいるのにビックリしています。年内に全部の問題を2周まわそうとしている人までいる。
自分はと言えば、問題を解いていない日もあるし、解いていたとしてもそれほど多くの問題を解いていない。
とてつもないスタートダッシュで自分は追いつけそうにありませんが、一応、第1部を1ヶ月で終わらせるという最初に作った計画通りには進めることはできたので及第点ではあるかなと思います。
第1部を単純に1周しただけではなく、一度解いた問題を定期的に復習することも同時に行いました。
10月は構造の第2部と法規の第1部の学習を予定しています。また、構造第1部の復習もあります。解かないといけない問題が一気に増えるので挫折しないように乗り切りたい。
2023年10月
今月解いた問題数とその内容は以下の通りです。
解いた問題数 2,353題
(内訳)
一問一答(新規) 504題
復習 1,849題
時間 10時間19分
構造第2部 力学が未完
法規第1部 未完
早速遅れてしまいました・・・。
表記はしていませんが予定していた復習の部分は予定通りにできたのですが、新しい問題を解く部分が進みませんでした。
31日間のうち10日間問題を解いてない日があるのが今思うと非常にもったいなく思えてしまう。
遅れてしまいましたが、まだ遅れを取り戻せる範囲内にはいると思っているので計画変更はせずに、このまま遅れを取り戻すように急ピッチで進めていこうと思います。
2023年11月
今月解いた問題数とその内容は以下の通りです。
解いた問題数 2,502題
(内訳)
一問一答(新規) 481題
復習 2,021題
時間 9時間50分
構造第1~3部 文章題はほぼ完了
力学が未完
法規第1,2部 未完
施工第1部 未完
順調に遅れています・・・。
構造の文章問題は過去20年分の問題を95%くらい終えています。
施工は第1部が大体50%程度の達成率。
法規についてはほとんど手をつけていない状態。
Twitterで速学の学習進捗を配信してくれている方の状況を見ると解いてる問題数が全然多いのでやっぱり勉強に使っている時間が全然足りないんだろうな・・・。
あと、やったことを忘れないようにと思って今回は復習をメインに勉強をしているのですが、前に進めてないのは復習に重点を置きすぎてしまっているからかもしれません。(第1部の構造はすでに6周している)
法令集の線引きもやらないといけないので12月はかなりしんどくなりそうですが、やれるだけやってみようと思います。
2023年12月
解いた問題数 1,825題
(内訳)
一問一答(新規) 548題
復習 1,277題
時間 7時間13分+法令集15時間程度
構造第1~3部 文章題完了
力学が未完
法令集セットアップ完了
施工第1部 完了
今月は学習スケジュールの変更を行いました。
変更したスケジュール通り、構造の文章題の部分については20年分の過去問題をひと通りやりきり、法令集のセットアップも完了させ、施工の第1部も完了しました。
法令集のセットアップに時間を使ったせいもありますが、解いた問題の数が先月よりもかなり減りました。
変更計画通りではありますが、もう少し問題解くのを先に進めることができたかなとは思っています。
1月も予定通り進むように勉強を続けていきたいです。
2024年1月~4月
この期間は勉強を中止していました。
というのも、勤めていた会社が倒産してしまうというアクシデントに見舞われたためです。
ショックでいろいろ気持ちが整理できていなかったことと、弁護士さんによる会社を終了させるための手続きを手伝うことになったこともあって、勉強に向き合うこと気持ちになれませんでした。
2024年5月
弁護士さんのお手伝いが概ね終わりました。
中途半端になっている建築士試験の勉強をどうするか考えたのですが、まだ精神的に辛い感じはあるけど、勉強していれば会社のことを考える暇がなくなるかもしれないと思って、再度勉強を復活させることにしました。
解いた問題数 3,494題
(内訳)
一問一答(新規) 1,938題
復習 1,556題
時間 39時間17分
構造第1~3部 文章題完了
力学が未完
法令集セットアップ完了
法規第1~3部 完了
環境設備第1~2部 完了
施工第1部 完了
2024年6月
解いた問題数 10,923題
(内訳)
一問一答(新規) 2,452題
復習 8,471題
時間 48時間04分
構造第1~3部 力学完了
環境設備第3部 完了
計画第1~3部 完了
施工第2~3部 完了
模擬試験受験
解いた新規問題数と復習問題数の集計がうまくいかなくておかしくなっていますが、6月中に20年分の過去問題にほぼ目を通すことができました。
新規問題に触れながら、復習も並行する方法で勉強を進めているので、多い問題では7回くらい見直している状態です。
一応過去問題はやりきりましたが、その知識がちゃんとアウトプットできているか不安だったため、今年は資格学校の直前講習に参加してみることにしました。
この直前講習は問題をひたすら解くテストゼミのような講習です。
通信教育で受講するのでテストは自宅受験となります。
教室に行ってテストを受けるわけではないのでテストの雰囲気を味わうことはできませんが、アウトプットの訓練にはなりそうです。
2024年7月
解いた問題数 1,055題
(内訳)
一問一答(新規) 144題
復習 911題
時間 21時間15分
新規問題で未解答だった問題
力学・法規・環境設備の計算問題総復習
直前講習テスト4回分
7月は直前講習で出題されたテストとその復習、先月受験した模擬試験の復習を中心に学習を進めました。
テストや模擬試験の復習で力学や各科目の計算が伴う問題の正答率が低かったので、速学ではその部分を中心に見直しを行いました。
模擬試験、直前講習のテストともに、成績表が交付されて、そこには点数の他に各問題ごとの正答率が表記されています。
正答率とは、全受験生のうちで、その問題に正答できた受験生の割合を表したものです。
正答率が50%以上の問題は、受験生の半分以上が正解できた問題で、失点してしまうと他の受験生に差をつけられてしまう問題ということになります。
模擬試験では正答率50%以上の問題を失点している問題が20個もありました。
ちなみに、模擬試験の成績は下記の通りです。
学科Ⅰ 13点 (17点)
学科Ⅱ 17点 (17点)
学科Ⅲ 19点 (27点)
学科Ⅳ 21点 (27点)
学科Ⅴ 16点 (18点)
総得点 86点 (106点)
上記( )内の数字はもし正答率50%以上の問題が正解できていた場合の点数になります。
20個はさすがに多すぎるだろうとかなりショックを受けましたが、落ち込んでばかりもいられませんので、みんなができる問題は絶対に取り逃さないように試験日まで復習を徹底しました。
1級建築士試験に独学で挑んだ私の試験結果
2024年7月28日に学科試験が行われ、9月4日にその合格発表がありました。
自分の自己採点結果と合格基準点は以下の通りです。
学科Ⅰ 14点 (11点)
学科Ⅱ 13点 (11点)
学科Ⅲ 22点 (16点)
学科Ⅳ 23点 (16点)
学科Ⅴ 21点 (13点)
総得点 93点 (92点)
というわけで、見事合格することができました~!!
最後に:2024年独学で挑んだ1級建築士学科試験が終了しました
勉強を開始してから試験終了までの記録をつけようと思って書いてきたこの記事ですが、学科試験の合格発表と共に記事の更新も終了します。
勉強が途絶えたことで更新自体も途絶えた期間もありましたが、最後の最後で折り合いをつけて何とか当初考えていたスケジュールに追いつくことができました。
当初予定していなかった直前講習の受講でしたが、最後にテストしまくるというのは思っていたより効果的だったような気がしています。
テストしまくるとできない分野が浮き彫りになってきて、最後の最後に復習しておかなければいけないところが見えてくるからです。
模擬試験や直前講習で出題されたところも本試験でいくつか出題があったので、受講して良かったと思っています。
また、今回の試験に関する各資格学校の総評や試験を受験してみた個人的感想などを別記事にまとめてみたのでこちらも読んでもらえたらうれしいです。
ホント、結果を残せて良かった~。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。