【1級建築士試験】独学者向け学科試験教材まとめ(前編)

当ページのリンクには広告が含まれています。

1級建築士試験を独学で勉強している方たちは
どんな教材を使って勉強されているでしょうか。
自分も試験対策をするに当たって、
どんな教材があるのかからいろいろ調べて決めましたが、
その時に調べたことをそのままにしておくのも
もったいないなと思い、記事にしてみることにしました。

この記事はだいぶ長くなってしまいそうなので、
前編と後編と2つに分けることにしました。
前編では自分が調べた教材の紹介、
後編では今回紹介する教材はこういう使い方をしたら
いいんじゃないかということをまとめます。

ちなみにですが、教材を選ぶ際に、
書店で購入できる過去問やテキストは
選択肢から外しました。
メイン教材として使うのは
内容のボリューム的に難しいのかなと
思っているからです。
メインで使う教材は
なるべくお金がかからないもの、かつ、
通信教育系、もしくは、通信販売されている
過去問の収録数などが充実している教材を選びました。

目次

独学者におすすめの教材

自分で調べてみた教材は以下の6つになります。
教材の価格も表記しておきましたが、
2023年8月17日時点での情報になります。
教材の詳細や正確な価格については、
各教材の公式サイトをご確認ください。
それぞれ紹介文の中にリンクが貼ってあります。

合格ロケット

1級建築士試験の独学用教材として
最も知られている教材がこの合格ロケットだと思います。
自分も長いことお世話になってしまっています・・・。

この教材はもともと合格物語という名前で
発売されていたものですが、
その時にこのソフトを紹介した記事を書きましたので
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。

あわせて読みたい
1級建築士試験学科試験教材 合格ロケット 1級建築士学科試験を独学で勉強することを考えた時に、定番になりつつあるこの教材。僕も学科試験はこの教材をメインに勉強してきました。今回はこの「合格ロケット」に...

簡単に特徴をまとめるとこんな感じです。

・過去問題20年分が収録されている
・問題は4択ではなく、一問一答方式で収録されている。
・スマートフォン、PC、タブレットなどインターネット接続できる端末から使用可能
・基本データベースソフトなので詳細な問題検索機能がついている
・音声教材がある
・無料のオンライン講習会に参加できる
・価格 新規購入の場合 69,300円(税込)

速学

合格ロケットと台頭すると言っても過言ではないくらい
ユーザー数の増えている教材がこの速学です。

基本的には合格ロケット同様、
Web上で学習が完結するような教材となっています。
合格ロケットと似ていると言えば似ている教材です。

速学についても紹介記事を作ってあるので詳しくはこちらを読んでみてください。

あわせて読みたい
【1級建築士試験】1級建築士学科試験教材 速学 1級建築士試験は資格学校に通って勉強するのが当たり前みたいな時代もありましたが、今はとても良い教材がたくさん出ていて、独学でも十分合格できる環境が整ってきまし...

簡単に特徴をまとめるとこんな感じです。

・過去問題20年分が収録されている
・問題は4択ではなく、一問一答方式で収録されている
・各単元が3部構成になっていて1部ずつ進めることで全体像の素早い把握が可能
・スマートフォン、PC、タブレットなどインターネット接続できる端末から使用可能
・問題解説と同時にテキストや類似問題を参照しやすい構成になっている
・音声教材がある(Webテキスト購入者のみ使用可能)
・無料のオンライン講習会に参加できる
・価格 新規購入の場合 57,200円(税込)

独学組

1級建築士試験を独学で勉強するための教材として
合格ロケットと同じくらい長い間支持されている教材が
この独学組だと思います。

この教材も実際に使っていた時期があります。
使っていて感じたことを別の記事にまとめてあるので、
詳しくはこちらを読んでもらえればと思います。

あわせて読みたい
1級建築士試験学科試験教材 独学組 1級建築士学科試験の教材をインターネットで探していた時に 「独学組」という教材を見つけました。 今までにない仕様の教材だったので取り寄せてみました。 今回はこの...

ここでは簡単に特徴だけ上げておきます。

・過去問題20年分が収録されている
・問題は4択ではなく、一問一答方式で収録されている。
・教材はPDFファイルなのでスマートフォンやPC等の端末からも使用可能
・よく出題される問題順に掲載されている
・単純に過去問が掲載されているわけではなく、選択問題、穴埋め問題、数値問題等に形式を変えたりして覚えやすいように工夫されている
・価格 73,700円(税込)

スタディング

建築士試験の通信教育の中では
おそらく一番新しいのではと思いますが、
スタディング 建築士講座
と言う教材があります。

映像授業を受けて、問題を解いてという
通学でやっていることを自宅でやる感じの
勉強スタイルになります。

この講座の特徴
・映像講義が受けられる
・一問一答方式の問題集と4択方式の問題集がある
・スマートフォン、PC、タブレットなどインターネット接続できる端末から使用可能
・勉強仲間機能という受講生同士のオンラインコミュニティがある
・製図対策講座が含まれている
・価格 新規申込み 107,800円(税込)

大手の学校でも通信でフルスペックの映像講義を
受けることができる講座がありますが、
30万円前後の授業料が必要になってしまいます。
この金額でフルスペックの映像講義を
受けることができるのは
今のところスタディングだけだと思います。

1級建築士ネット講座

この1級建築士ネット講座
ここで紹介している教材の中では
あまり聞き馴染みのない教材かもしれませんが、
とても内容の充実した教材になっています。

この講座の特徴
・過去問題20年分が収録されている
・学習項目ごとに4択問題のかたちで収録されている
・ひとつの学習項目につき、A3の用紙2枚にまとめた項目別一覧表が用意されている
・重要事項を解説した教材がある
・用語を解説した教材がある
・テキストや問題集はPDFファイルで提供されるのでスマートフォン等で持ち歩くことができる
・音声講座がある
・製図対策講座が含まれている
・YouTubeでの映像講義がある(2021年4月より)
・価格 年会費 20,000円 (延長の場合は10,000円/年)

無料で見ることができるものもいろいろあるので、
ぜひwebサイトから確認して欲しいのですが、
他の講座にはない問題のまとめ方や問題の分析などがあり、
音声講座があって、製図講座もあり、なおかつ、
4月からはYouTubeでの講義も始まって、
やたら充実した内容になっているんです。
それでいて、価格は20,000円という破格値。

ソフトとPDFファイルという違い、
問題出題方式の違いはありますが、
価格も安いし、
内容的にも合格ロケットに負けないくらい
充実している講座だと思いました。

この教材については、
実際に購入して使ってみたので別記事としてまとめてみました。

あわせて読みたい
【1級建築士試験】1級建築士試験ネット講座 今回の記事では「1級建築士ネット講座」という1級建築士試験対策用の教材について実際に購入して使ってみたので使用感等まとめてみようと思います。 下記情報は令和5年1...

日建学院 1級建築士通信合格コース

資格学校はノーマークだったので知らなかったのですが、
たまたまサイトを見ていたら、
1級建築士通信合格コース
なるものを発見したので調べてみました。

この講座の特徴
・通常の映像講義で使用しているテキスト・問題集・法令集が手に入る
・問題集の過去問は4択問題が学習項目別に10年分収録されている。
・要点ポイントを解説した講義動画(全8回)を見ることができる
・模擬試験を受けることができる(3回分)
・簡単な製図試験用の講義が含まれている
・価格110,000円(税込)

この講座の一番のメリットは
講義で使うテキストや問題集が手に入る事だと思います。
市販のテキストは内容的に充実していないこともあり、
メルカリやオークションサイトなどで
資格学校のテキストを年度が古い教材にもかかわらず
かなりの高額で手に入れている独学者が
多いそうです。
最新の教材が正規のルートで手に入り、
なおかつ、簡単な映像講義と模擬試験がついて
この価格だったらアリかもと思いました。

まとめ

今回の前編はここまでです。

1級建築士試験は学校に行って勉強するものだというのが
常識的な判断でしたが、
今は独学する人も増えてきているようです。
増える結果となった最大の理由が
資格学校で使うものと同等のレベルの教材が
学校に行かなくても手に入るようになったからだと思います。
テキストはまだ資格学校のものの方が充実している感じはしますが、
過去問題は資格学校の教材よりも充実したものが
独学者でも手に入れることが可能になりました。
このように教材が進化してくれたことは
独学者にとっては非常にありがたい事だと思います。

さて、今回はこの辺で終わりにします。
次回後編は、紹介した教材を
どういう人がどうやって使うのがいいのかを
自分の主観でまとめていきます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次