一級建築士の過去問20年分が無料で手に入るところなんてあるの?

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一級建築士試験の過去問20年分が無料で手に入るところなんてあるの?

Googleで一級建築士試験についてネットでいろいろ情報を探っていると、「関連性の高い検索」の中にこのようなキーワードが表示されていました。

【一級建築士 過去問 20年分 無料】

これを見たときにこう思ったんです。

kagetora

無料で20年分の過去問なんて手に入るの??

独学で勉強する人にとってはなるべく費用をかけたくないというのが正直なところ。

関連性の高いキーワードに出てくるくらいなので、一定数の人が検索をかけているはずだし、もしホントにあったとしたらそれはすごいぞと思って、無料で手に入る場所があるのかどうか調べてみました。

この記事でわかること
  • 一級建築士の過去問20年分を無料で手に入れることができるかどうか
  • 一級建築士の過去問20年分を手に入れる方法
目次

一級建築士の過去問20年分が無料で手に入るのか

一級建築士試験の過去問20年分が無料で手に入るのか
  • 結論:無料で20年分の過去問を手に入れるのは無理
  • 何年分なら無料で手に入るのか

結論:無料で20年分の過去問を手に入れるのは無理

色々と調べてみた結果、残念ながら、20年もの長期にわたる過去問を無料で提供している場所を見つけることはできませんでした。

インターネットを使って、多くの関連サイトをくまなく探しましたが、そういった資源はどこにもなさそうです。

これはまったく個人的な見解なのでおすすめはしませんが、無料で20年分の過去問を集めるのは図書館だったら可能かもしれません。

図書館には蔵書としてかなり古い本が置いてあることが多いです。

地域の図書館が提供している蔵書検索を使って検索してみると大手資格学校が出版している過去問題集がヒットする図書館があったりします。

ですので、図書館で過去問題集を借りてきて、問題を入手するという方法もできなくはないと思います。

しかし、仮にこのような方法で過去問題を手に入れたとしても、そこに書かれている解答解説が今の法令とは異なっていることも多いため、間違った理解をしてしまう可能性があると言うことに注意しなければいけません。

そのような不安を抱えながら勉強するのはなかなか大変だと思うので、やはり、教材にはある程度費用を投下して安心して勉強できる環境を作った方が良いのではないでしょうか。

何年分なら無料で手に入るのか

とはいえ、どうしても無料でなければイヤだと言う人もいるかもしれません。

自分が調べたところによると、無料で手に入れることができるのは最大で10年分でした。

手に入れることができるところは、試験元である建築技術教育普及センターのWebサイトです。

問題と解答、合格基準点を見ることができるようになっています。

問題と解答は手に入りますが、解答解説はついていないので注意が必要です。

もし、解答解説がどうしても欲しいということであれば、こちらのサイトを見てみてください。

こちらのサイトでは9年分の過去問題が無料で公開されています。

本試験同様の4肢択一の問題を解くことができるようになっていて、解答解説もしっかりついています。

過去問題は年数をたくさんこなすことよりも、いかに問題を理解して解くことができるかが重要とされています。

9年分の過去問でも完璧に理解することができれば合格できるかもしれません。

無料ではないが一級建築士の過去問20年分を手に入れる方法

無料ではないが一級建築士試験の過去問20年分を手に入れる方法

無料で過去問題を20年分手に入れることは難しいという結論に達したため、ここからは過去問20年分を手に入れる方法をまとめていきます。

ここで紹介する教材は全て有料ですが、有料なだけあって、教材の質も高く安心して勉強することができます。

  • 過去問20年分を最安値で手に入れるのなら 「一級建築士ネット講座」
  • 過去問20年分を充実した解答解説と共に手に入れるのなら「合格ロケット」「速学」
  • バラエティに富む出題形式で過去問20年分を手に入れるのなら「独学組」
  • そもそも過去問は20年分必要なのか

過去問20年分を最安値で手に入れるのなら 「一級建築士ネット講座」

以前このブログでも記事にしましたが、過去問20年分を最安値で手に入れるとしたらこの教材です。

この一級建築士ネット講座の価格は以下の通り。

30,000円(税込)/年 (2024年2月20日現在)

この教材の特徴は分野別の過去問20年分がA3用紙2枚(1枚で10年分)で一気に見渡すことができること。

その実物は上記のリンクから見てみてください。

このA3用紙2枚でその分野に関する全体像の把握ができることと、これをしっかり勉強すればその分野はマスターできることになるので、勉強に対する心理的ハードルがだいぶ下がります。

しかし、問題をA3用紙にギュッとまとめた分、解答解説が簡略化されていますので、このあたりは自分で解説を書き込んだりして自分だけの教材を作っていく必要が出てきます。

過去問20年分を充実した解答解説と共に手に入れるのなら「合格ロケット」「速学」

この合格ロケット速学は一級建築士試験を独学で受験している方であれば知らない人がいないといっても過言ではないくらい、どちらも有名な教材です。

こちらの教材についても過去に記事にしているので詳細はそちらを読んでいただきたいのですが、この2つの教材は過去問に対する解答解説も詳しく書いてあるし、音声教材やテキスト等も用意されていて、非常に充実した内容の教材となっています。

自分は昨年までは合格ロケットを使っていて、今年は速学を利用しています。

2つの教材を比べてもないようについて大きな違いはないように思います。

どちらの教材ともお試し利用ができるようになっていますので、操作の仕方や解答解説の内容を比べてみて、自分と合うものを選んでみてください。

ちなみに、価格は以下の通りです。

合格ロケット:69,300円(税込)/年

速学:57,800円(税込)/年(テキスト代は別途)

どちらの教材の価格も新規申込で、2024年2月20日現在の価格となっています。

前年度のユーザーなど過去に使用した事がある方は割引が適用される場合があります。

バラエティに富む出題形式で過去問20年分を手に入れるのなら「独学組」

この独学組という教材も以前別の記事でまとめたので詳しくはそちらを読んでいただきたいのですが、上記で紹介した3つの教材にはない出題形式で問題がまとめられているというのがこの教材の特徴です。

上記3つの教材は選択肢1肢ごとに○×を判定する形式、もしくは4肢択一形式となっていますが、この教材はそれ以外にも、虫食い問題、数値問題、選択問題と試験で出題される出題形式とは全く違い形式で問題が収録されています。

たとえば、数値問題や虫食い問題は、数値や用語そのものが問われる問題、選択問題はある事象に対しての大小関係が問われる問題となっています。

○×形式だとカンで解けてしまうなんてこともありますが、数値や用語そのものを知らないと解けないような出題となっているので、正しく覚えることができているかをチェックするのにぴったりの教材です。

また、各分野ごと頻出順に問題が掲載されているのも特徴です。

ただし、この教材は上記の一級建築士ネット講座同様、解答解説が簡略化されていますので、詳しい解答根拠を得るためには自分で調べる必要があります。

ちなみに、価格は以下の通りです。

73,700円(税込) (2024年2月20日現在)

そもそも過去問は20年分必要なのか

少し話が脱線しますが、そもそも過去問題は20年分必要なのでしょうか。

当然、あった方が良いに決まっています。

しかし、20年分の過去問をただ解くだけであればあまり意味がありません。

それであれば、10年分の過去問をしっかり理解できている状態にした方がいい。

大手の資格学校で使われている問題集は過去10年分の問題で構成されているそうです。

学校に通って合格している方がたくさんいることを考えれば、10年分の過去問題があれば合格できることになります。

そもそも過去問は20年分必要なのか

建築士試験の通信講座を提供しているスタディングでは、過去問は最低5年分、多くても8年分をやれば良いとしています。

つまり、合格するのに20年分の過去問は必要不可欠ではないと言うことです。

大事なことは古い過去問をたくさん集めて解くことではなく、過去問をきちっと理解して解くこと。

過去問が何年あるかにあまりこだわらずに、過去問がしっかりと理解できるような教材を使うことが大切です。

まとめ:一級建築士の過去問20年分を無料で手に入れるのは難しい

以上、ここまでの内容を箇条書きでまとめます。

  • 一級建築士試験の過去問20年分を無料で手に入れるのは難しい
  • 試験元のWebサイトから10年分の過去問は手に入るが解答解説はない
  • 9年分であれば解答解説を含めた過去問が手に入る
  • 20年分の過去問を最安値で手に入れるなら一級建築士ネット講座がよい
  • 20年分の過去問を充実した解答解説とともに手に入れるなら合格ロケットか速学がよい
  • 独学組を使えば試験と異なる出題形式を使って過去20年分の問題を解くことができる

「試験に合格した友人知人からもらう」とかそういうパターンでもない限り、20年分を無料で手に入れるのは難しいと考えた方が良さそうです。

試験にかける費用をなるべく下げたいというのが本音ではありますが、下げすぎてしまった結果不合格になってしまっては、これまで勉強にかけてきた時間も失うこととなり、元も子もありません。

上記であげたような教材を手に入れるくらいのお金を最低限の必要経費だと考えて、早めに勉強に取り組むことをおすすめしたいです。

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