Googleで一級建築士試験についてネットでいろいろ情報を探っていると、「関連性の高い検索」の中にこのようなキーワードが表示されていました。
【一級建築士 過去問 20年分 無料】
これを見たときにこう思ったんです。
kagetora無料で20年分の過去問なんて手に入るの??
独学で勉強する人にとってはなるべく費用をかけたくないというのが正直なところ。
関連性の高いキーワードに出てくるくらいなので、一定数の人が検索をかけているはずだし、もしホントにあったとしたらそれはすごいぞと思って、無料で手に入る場所があるのかどうか調べてみました。
- 一級建築士の過去問20年分を無料で手に入れることができるかどうか
- 一級建築士の過去問20年分を手に入れる方法
一級建築士の過去問20年分はPDFで無料で手に入るのか


- 結論:無料で20年分の過去問を手に入れるのは無理
- 何年分なら無料で手に入るのか
結論:無料で20年分の過去問を手に入れるのは無理!
2026年9月現在、僕が確認した範囲では、20年分すべてを無料でまとめて利用できる公式・主要サービスは見つかりませんでした。
ただし、無料ではほとんど勉強できないというわけではありません。
試験元が公開している分だけでも10年分あります。
さらに無料の過去問サービスを利用すれば、解説付きで11年分を勉強することもできます。
まずは無料で使えるものから見ていきましょう。
公式サイトなら10年分をPDFで無料ダウンロードできる
最初に確認したいのが、試験を実施している建築技術教育普及センターです。
2026年9月現在、学科試験について令和8年(2026年)〜平成29年(2017年)の10年分が公開されています。
しかもPDFなので、パソコンやタブレット、スマートフォンに保存して使えます。
公開されているのは以下の通りです。
- 学科Ⅰ 計画
- 学科Ⅱ 環境・設備
- 学科Ⅲ 法規
- 学科Ⅳ 構造
- 学科Ⅴ 施工
- 正答肢
- 配点
- 合格基準点
一級建築士の過去問を無料で探すなら、まずここを見るのが間違いないありません。
ただし、一つ大きな弱点があります。
それは、解答の詳しい解説がないということです。
答えは3番と分かっても、なぜ3番なのかまでは教えてくれません。
過去問学習では、正解したかどうかよりなぜその答えになるのかを理解する方が重要です。
そのため、公式PDFだけで勉強を完結させるのは少し大変だと個人的には思います。
また、古い問題については当時と現在で法令や規格が変わっている可能性が多々あるので注意しましょう。
特に法規は昔の問題をそのまま記憶してしまうのは危険です。
解説付きなら過去問ドットコムで11年分無料
PDFでなくてもいいから無料で解説付きの過去問を解きたいという場合は、過去問ドットコムが便利です。
2026年9月現在、令和7年(2025年)〜平成27年(2015年)の11年分が公開されています。
年度別・分野別に問題を選ぶことができ、解答解説も確認できます。
さらにログインすると、間違えた問題だけを再出題する機能もあります。
簡単ではありますが解答の解説もあるので試験元が出している過去問題よりは教材として取り組みやすいのではないかと思います。
無料で学習を始めたいなら、公式PDF+過去問ドットコムという組み合わせだけでもとりあえず勉強することは可能です。
無料ではないが一級建築士の過去問20年分PDFデータを手に入れる方法


- 過去問20年分を最安値で手に入れるのなら 「一級建築士ネット講座」
- 過去問20年分を充実した解答解説と共に手に入れるのなら「合格ロケット」「速学」
- そもそも過去問は20年分必要なのか
というわけで、無料で過去問題を20年分手に入れることは難しいという結論に達しました。
しかしながら、過去問題は何としてでも20年分やりたいという人もいると思います。
一級建築士試験では過去問の知識を繰り返し学習することが重要なので、20年分を学習できる教材にもメリットがあります。
現在確認できる代表的な教材は次の3つです。
| 教材 | 過去問 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1級建築士ネット講座 | 20年分 | 年度横断で一覧化して学習できる |
| 合格ロケット | 20年分 | 一問一答+詳しい解説・音声教材 |
| 速学 | 20年分 | 一問一答+学習管理機能が充実 |
ここからは過去問20年分を手に入れる方法をまとめていきます。
ここで紹介する教材は全て有料ですが、有料なだけあって、教材の質も高く安心して勉強することができます。
費用を抑えて20年分を見るなら 「一級建築士ネット講座」


以前このブログでも記事にしましたが、過去問20年分を最安値で手に入れるとしたらこの教材です。
この一級建築士ネット講座の価格は以下の通り。
30,000円(税込)/年 (2024年2月20日現在)
この教材の特徴は分野別の過去問20年分がA3用紙2枚(1枚で10年分)で一気に見渡すことができること。
その実物は上記のリンクから見てみてください。
A3用紙2枚でその分野に関する全体像の把握ができることと、これをしっかり勉強すればその分野はマスターできることになるので、勉強に対する心理的ハードルがだいぶ下がります。
ただ、一問一問の解説をじっくり読むタイプの教材ではありません。
問題をA3用紙にギュッとまとめた分、解答解説がかなり簡略化されているからです。
このあたりは自分で解説を書き込んだりして自分だけの教材を作っていく必要が出てきます。
この教材は詳しい解説が欲しい人より、過去20年の出題傾向をまとめて見たい人に向いているといえます。
過去問20年分を充実した解答解説と共に手に入れるのなら「合格ロケット」「速学」




この合格ロケットと速学は一級建築士試験を独学で受験している方であれば知らない人がいないといっても過言ではないくらい、どちらも有名な教材です。
こちらの教材についても過去に記事にしているので詳細はそちらを読んでいただきたいのですが、この2つの教材は過去問に対する解答解説も詳しく書いてあるし、音声教材やテキスト等も用意されていて、非常に充実した内容の教材となっています。
僕は合格ロケットの前身である合格物語から合格ロケットを使い続けてきましたが、学科合格した年に使っていたのは速学でした。
そんなわけで2つの教材を使ってきたわけですが、実際に使ってみてどちらの教材も大きな違いはないように思います。
どちらの教材ともお試し利用ができるようになっていますので、操作の仕方や解答解説の内容を比べてみて、自分と合うものを選んでみてください。
ちなみに、価格は以下の通りです。
合格ロケット:69,300円(税込)/年
速学:57,200円(税込)/年(テキスト代は別途)
どちらの教材の価格も新規申込で、2026年9月現在の価格となっています。
前年度のユーザーなど過去に使用した事がある方は割引が適用される場合がありますので詳細は公式サイトをチェックしてみてください。
そもそも過去問は20年分必要なのか
少し話が脱線しますが、そもそも過去問題は20年分必要なのでしょうか。
当然、問題数はたくさんあった方が良いに決まっています。
しかし、20年分の過去問をただ解くだけであればあまり意味がありません。
それであれば、10年分の過去問をしっかり理解できている状態にした方がいい。
大手の資格学校で使われている問題集は過去10年分の問題で構成されているそうです。
学校に通って合格している方がたくさんいることを考えれば、10年分の過去問題があれば合格できることになります。


建築士試験の通信講座を提供しているスタディングでは、過去問は最低5年分、多くても8年分をやれば良いとしています。


つまり、合格するのに20年分の過去問は必要不可欠ではないと言うことです。
過去問を解いていると、「10年分終わった」とか「15年分終わった」という年数が気になっちゃうじゃないですか。
でも、本当に確認したいのは、何年分やったかではなくどれだけ理解できているかなんですよね。
例えば、問題に正解しても、「この選択肢は前に見たからなんとなく覚えていた」だとヤバいんです。
一級建築士試験は同じ知識でも言い回しを変えて出題されるからです。
過去問をやっているとわかりますが、以前は正しい選択肢として出題されたものが不適当な選択肢として出題されるなんてことはよくあります。
ゆえに、なぜそのような解答になるかを理解するということが非常に大事になるわけです。
実のところを言えば、僕は速学で20年分の過去問をやりきることができてません。
やりきれませんでしたが、過去10年分ちょっと分くらいまでは理屈が説明できるようになるまでにして本試験に挑みました。



もちろん理解できずに諦めた問題も多々あります・・・。
大事なことは古い過去問をたくさん集めて解くことではなく、過去問をきちっと理解して解くこと。
過去問が何年あるかにあまりこだわらずに、過去問がしっかりと理解できるような教材を使うことが大切です。
まとめ:一級建築士の過去問20年分の無料入手は不可!
以上、ここまでの内容を箇条書きでまとめます。
- 一級建築士の過去問20年分をすべて無料で入手する方法は確認できない
- 建築技術教育普及センターでは直近10年分をPDFで無料ダウンロードできる
- 試験元の過去問題には正答肢・配点・合格基準点はあるが詳しい解説はない
- 過去問ドットコムなら11年分を解説付きで無料利用できる
- 20年分を勉強するなら1級建築士ネット講座・合格ロケット・速学がある
- 合格するために20年分が絶対必要というわけではない
- 過去問は年数より「なぜその答えになるのか」を理解することが重要
試験に合格した友人知人からもらうなど、そういうパターンでもない限り過去問20年分を無料で手に入れるのは難しいと考えた方が良さそうです。
試験にかける費用をなるべく下げたいというのが本音ではありますが、下げすぎてしまった結果不合格になってしまっては、それまで勉強にかけてきた時間も失うこととなり、元も子もありません。
ここで挙げた教材は資格学校に通う場合の学費と比べたら桁が1つ違うほど安い価格です。
上記であげたような教材を手に入れるくらいのお金を最低限の必要経費だと考えて早めに勉強に取り組みましょう。


